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村政運営を全力で推進−椎葉氏退任インタビュー

本紙掲載日:2021-07-06
2面

村民、議会、職員に感謝

◆平成の大合併で「自立」決意―この道が良かったと確信

 1997年の初当選以来、県内の市町村長では最長となる6期24年にわたって椎葉村長を務めた椎葉晃充氏(75)が任期満了を迎え、5日に退任した。「村民の幸せ」を第一に考え、村政のかじ取りをしてきた椎葉氏に心境などを聞いた。


−−今の気持ちを教えてください。
寂しいとかではなく、とても晴れ晴れとしています。24年間、村民の安心安全、幸せのために行政運営を全力で推進してきたが、私1人の力ではなく、村民の協力、議会の後押し、何より職員の皆さんがしっかり村民のために頑張ってくれた。そのおかげで職務を全うできました。関係者や村民の皆さんに感謝申し上げます。


−−番の思い出は何ですか。
最初に手掛けた事業は中山トンネル建設計画ですし、2010年には廃藩置県以来、未画定だった熊本県水上村との村境界(県境)を確定し、約140年にわたる問題に決着を付けることができました。しかし、それらは時代の流れの中で、しなければならない仕事。誰がなってもやらなければならないことでしたし、議会や職員の支援によって成せたものです。
そう考えると私の村長としての一大決心は、やはり「平成の大合併」と呼ばれた、1999年から政府主導で行われた市町村合併です。
その時に郡内の任意協議会で協議を進めてきました。最終的には、村民に対するアンケート調査や直に話を聞き、議会とも幾度となく協議を重ね、2003年の暮れに「本村は自立自走でいく」と決めました。県内の自治体では初めてその道(自立自走)を宣言しましたが、今でも村民にとって一番、この道が良かったと確信しています。

−−1999年に直腸がん、2014年に胃がん、17年、20年に肝臓がんを患い、病との闘いでもありました。
がんになって治療する時、「村民のためにこうしちゃおれん」という気持ちを糧にしていました。もちろん、職員の支えがあって復帰できたわけですが。
とはいえ、弱気になることもありました。しかし、後援会や村民の皆さんから頑張ってほしいと言われ、先のことは考えず1期1期やってきたところです。

−−今後はどのように過ごされますか。また、新村長へエールがあればどうぞ。
家が農林業ですから、24年間、あまり入れなかった山に入ったり、シイタケを作ったりしたいですね。仕事はいっぱいありますから、体力の様子を見ながらやっていきます。
素晴らしい新村長が生まれ、安心しています。私よりはるかに優秀で、決断力がありますので心配はありません。今後は一村民として、応援隊として協力し、支えていきたいです。

【経歴】椎葉村下福良出身。1972年、椎葉村役場に入庁。議会事務局長、企画開発課長、総務課長、助役などを歴任し、97年に初当選。県町村会長や全国過疎地域自立促進連盟副会長なども務めた。2006年には全国町村会表彰で自治功労表彰を受けた。

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