「布で遊ぶⅡ」２人展－虎彦サロン

本紙掲載日：2021-07-03

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２人展「布で遊ぶⅡ」を開いている安野さん（左）とイナダさん

９日まで安野さんとイナダさん

　宮崎市在住の安野実知子さん（７３）と延岡市古城町在住のイナダサトミさん（５９）の２人展「布で遊ぶⅡ」が、同市幸町の虎彦サロンで開かれている。９日まで。午前８時～午後７時（最終日は同５時）。観覧無料。一部を除いて展示販売もある。

　安野さんは小学校高学年の時、着物の袖口を毛糸で編む祖母の姿を見て、裁縫に興味を持った。高校卒業後から我流で洋服を作り、子どもができると毛糸や布で子ども服を作ってきた。同サロンでは１２年ぶり２回目の作品展。

　仕入れたガーゼをミシンで縫って洋服を作っている。刺し子糸で縫い代を押さえ縫いして、その縫い目をアクセントにしている。他に、マスク、ラベンダーの香りがする匂い袋など約２５０点を展示している。

　イナダさんはものづくりが大好き。また、母親が洋裁をしている姿を子どもの頃から見てきた。「長く着ることができるもの」をテーマに約１０年前から本格的に個人で裁縫をしている。

　今回は、小物や雑貨を中心に展示。洋裁で余った布の端切れで作ったバッグやスリッパ、植物や鳥の刺しゅうが入ったブローチなどの作品約５０点を並べている。

　「宮崎市からお越しの安野さんの作品をぜひ見に来てください」とイナダさん。安野さんは「気分転換に見て楽しんでいただければ」と来場を呼び掛けている。

　また、イナダさんはキッズえんぱくのプラグラムの一つとして８月８日午前１０時から午後４時まで、同市大貫町のかわまち交流館で、「描いた絵を持ちあるこう」を開く。布用クレヨンで描いた絵を、バッグやペットボトルカバーなどに仕立てる。所要時間は約５０分。料金は８００～１０００円。今回の作品展会場に、完成品のサンプルも展示している。