コロナ禍で打撃入館者激減
本紙掲載日：2021-06-29
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ヘルストピア延岡が株主総会
ヘルストピア延岡（社長読谷山洋司市長）は２８日、延岡市中小企業振興センターで第２８期（２０２０年４月〜２１年３月）の定時株主総会開いた。決算報告で、同期の売り上げは、新型コロナウイルスによる影響が直撃した形で、前年度に比べ１億６８０万円減の６２７５万円。入館者数は前年より１４万５９６０人減の１０万４２３３人と厳しい内容となり、最終損益は２０４０万円の赤字となった。
入館者が大幅に減少したことについては、コロナ禍で夏休み期間を含めて通算１２５日間の休館を余儀なくされたことを最大の要因と分析。一方で売店の縮小やプール営業時間の見直しなどの緊急経営改善対策を打ち出し、前年度比で６１５４万円の経費節減に努めたことが報告された。
新年度の事業展開は、引き続きコロナ禍の影響が予想されるとしながらも、集客回復の努力を重ね「ヘルストピア延岡ビジョン策定検討会」の答申に基づいて改善を進める。具体的には、�。慣遒�ら実施している新会員制度の拡充�⇒畩譴肇廖璽襪留超隼�間見直し�Ｇ篥垢離謄淵鵐伐臭ぅ�ッズランドの１階フロアへの移設�ジ愁�ッズランドスペースを健康増進に有効活用―の５項目を重点に、引き続き市民の健康増進施設として早期に経営改善が図れるよう全従業員で取り組むとした。
また、取締役の佐藤彰洋さん（旭化成延岡支社総務部長）、監査役の吉田秀朗さん（宮崎銀行延岡営業部長）と松尾浩さん（宮崎太陽銀行延岡支店長）の辞任に伴う役員人事があり、新たな取締役に米田昌樹さん（旭化成延岡支社新総務部長）、監査役に竹嶋豊明さん（宮崎銀行延岡営業部営業部長）と永野鎮さん（宮崎太陽銀行延岡支店支店長）が就任した。
あいさつした読谷山市長は「改革を進めていた中、コロナ禍の直撃を受けました。大きな赤字になりましたが、緊急対策を迅速に打ったことで、ここで止めることができたとも考えています。コロナの収束とともに改革の方向性を確かなものにし、経営改善と黒字化に向けて全力で取り組みます」と述べた。