見守り活動に感謝

青パト隊などと対面式−草川小

　門川町立草川小学校（中田憲治校長、２９９人）で２０日、校区内で見守り活動や青色防犯パトロールを実施する地域の人たちと児童との対面式があった。地元の高齢者らでつくる見守りネットワークと、草川見守り隊（通称青パト隊、隊長・富田英明ＰＴＡ会長）から合わせて約３０人が参加した。

　対面式を前に中田校長は地域の人らにお礼を述べるとともに、児童に対し、「皆さんのために朝早くや夕方の忙しい時間に、ボランティアで活動してくださっている。しっかりと感謝の言葉を伝えてほしい。笑顔で明るいあいさつを返すこと、事件や事故に巻き込まれず安全に生活することがお礼になるので、頑張って続けてください」と述べた。

　例年、体育館で全校児童との対面式を行っていたが、コロナ禍で昨年は中止となり、今年は地区ごとに分散実施した。

　対面式では見守りネットワーク、青パト隊から自己紹介が行われたのをはじめ、児童らが日ごろの活動にお礼を述べた。式の後は集団下校時の注意事項などの説明を受け、地区ごとに分かれ集団下校を実施した。

　６年生の中村愛実さんは「毎日、雨の日も私たちを見守ってくれ、安全に登下校できるのでありがたい。きちんとあいさつを返し、見守りネットワークやパトロール隊の皆さんに迷惑をかけないよう気を付けたい」と話した。

　見守りネットワークは毎日、地域の高齢者ら約１００人が登下校時に交通量の多い交差点などに立ち、安全な横断などを見守り指導するとともに、声掛けによる交流も深めている。

　青パト隊は昨年度から活動。児童の下校時や家に帰ってから外で遊ぶ時などに青パトで巡回、交通安全や帰宅時間、不審者対応などをボランティアで行い、児童らを見守っている。