延岡ＬＣ、結成６０周年―

記念例会〃還暦〃祝い発展誓う

　延岡ライオンズクラブ（延岡ＬＣ、工藤聖也会長、４４人）の結成６０周年記念例会が１７日、延岡市のエンシティホテル延岡であり、会員ら約４０人が出席、〃還暦〃の節目を祝うとともにさらなる発展を誓った。

　当初、２月に記念式典を予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため延期。規模を縮小して記念例会として開催した。

　会では、工藤会長が「規模縮小になったが、無事に開催できてうれしい。任期も残りわずかだが、最初に掲げた初志貫徹のスローガンを忘れず、微力ながら貢献していきたい」とあいさつ。結成６０周年記念式典の山口耕二実行委員長は「記念事業がすべて実施でき、ほっとした。今後も皆さんと力を合わせて７０、８０周年とつなげていきたい」と話した。

　ゲストの宮崎と大分をエリアとするＬＣ国際協会３３７―Ｂ地区の佐藤哲章ガバナーエレクト（高千穂ＬＣ）は「会員の増強に取り組み、地域のボランティア団体などと連携しながらますます発展してほしい。ライオンズを楽しみましょう」と祝辞。

　この後、記念事業として日本赤十字社県支部延岡市地区への寄付金贈呈式があり、工藤会長が同支部の岸上照夫代議員に目録を手渡した。

　新三役の紹介もあり、次期会長の金丸晋也さん、幹事の今井敏喜さん、会計の松尾浩さんが登壇。工藤会長が金丸さんに会長の襟章を引き継いだ。そのほか、スポンサークラブへの感謝状の贈呈、永年在籍会員の表彰なども行われ、会場は和やかなムードに包まれた。

◆延岡ライオンズクラブ

　１９６０年１２月、宮崎ライオンズクラブをスポンサークラブに県内４番目のライオンズクラブとして結成。これまでに献血運動や検眼献腎登録運動、福祉施設への助成、環境保護活動、青少年育成事業などさまざまな地域貢献活動を続けている。

　６０周年記念事業として、３月に延岡市野田町の五ケ瀬川右岸堤防（愛称コノハナロード）に河津桜を植樹、４月に同市北川町上祝子にヤマメ稚魚の放流、６月に「えんキッズ」に壁掛け型電波時計の設置などを行った。