延岡市−新型コロナワクチン接種・６４〜５０歳

今月下旬に接種券発送・７月上旬から予約受け付け

　延岡市は１５日、新型コロナワクチン接種の今後のスケジュールについて、６４〜５０歳に対して６月下旬に接種券を発送し、７月上旬から予約受け付けを開始する方向で検討していることを明らかにした。市議会６月定例会一般質問で平田信広議員（日本共産党）の質問に答えた。

　今後の接種スケジュールに関する質問に対し、甲斐国雄健康福祉部参事は「５０歳以上６４歳以下の方については６月下旬に接種券を発送し、７月上旬から予約受け付けを開始する方向で検討しており、４９歳以下の方々については職域接種の有無などを見ながら、現在検討しているところ」と答弁した。

　同市は、国が示す接種順位に基づき、基礎疾患のある市民を対象にした予約受け付けを２１日に開始。高齢者施設で実施している利用者を対象にした集団接種の際、希望する施設従事者への接種も随時行っていく。

　甲斐参事は「市民生活に欠かせない職業の方、いわゆるエッセンシャルワーカーといわれている方についても本市独自の優先接種者として位置づけ、同時期に予約受け付けを行えないか考えているところ」とも述べた。

　同市でのワクチン接種は１３日現在、１回目を済ませた人が１万８５２３人。このうち高齢者の接種率は、対象の６５歳以上を４万３０００人とした試算で４３・０％となった。ワクチンが有効になるとされる２回目の接種を済ませた人は６・７％の２８９３人だが、それでも予約状況は６５〜７４歳の受け付けを開始した５月２７日から加速化し、７月にかけての予約枠はほぼ埋まってきたという。