刈り払い機取り扱い講習を開催

美郷町で県シルバー人材センター連合会

　県シルバー人材センター連合会は１４日、美郷町西郷の西郷生きいきトレーニングセンターで刈り払い機取り扱い講習を開いた。２０２１年度厚生労働省宮崎労働局受託事業「高齢者活躍人材確保育成事業」の一環で、美郷町での開催は初めて。

　同事業は、人材不足や現役世代を支える分野での高齢者の就業推進を目的に、セミナーや就業体験、技能講習などを開催している。

　同講習には、６０歳以上のシニア世代で、シルバー人材センターへの入会・就業に興味を持っている人、現会員で新たな分野での就業を希望している人ら、非会員４人を含む９人が受講。刈り払い機を安全に使用、点検、整備する方法を学んだ。

　指導に当たったのは、いずれも宮崎市にある日本造園建設業協会県支部事業委員長で文明園の兒玉清和社長と、同支部地域リーダー・青年部部長で馬原造園建設の馬原久幸常務。

　座学で兒玉社長から、注意事項や取り扱い、作業方法、災害事例など刈り払い機の基礎知識について説明を聞いた後、同センター敷地内の植え込みで、兒玉社長と馬原常務から刈り払い機の点検や整備方法の指導を受けながら体験実習に臨んだ。

　美郷町南郷から受講した木原浩一さん（６０）は妻の幸子さん（５９）と共に参加。「普段から刈り払い機は使うが、けがが怖いのでちゃんとした使い方を教えてもらいたいと受講した。ある程度分かってはいたが、改めて注意すべき点が確認でき、受講してよかった」と話した。