新型コロナ、県内４人−３１日

宮崎市、大阪からの来訪２人

　県と宮崎市は３１日、県内で新たに４人（県３０２２〜３０２５例目）が新型コロナウイルスに感染したと発表した。居住地は大阪府２人、都城・小林市各１人。県内の累計感染者は３０２５人になった。

　宮崎市によると、２０代と１０歳未満の女性は家族で、大阪府からの来訪者。大阪府の家族が感染したと、宮崎市保健所に連絡があり、検査し陽性が確認された。

　県感染症対策室によると、都城市１０代男性は鹿児島県発表の感染者（家族）と接触歴があり、小林市７０代女性は医療機関を受診し感染が分かった。

　県福祉保健部の重黒木清部長は「感染状況は落ち着きつつあり、１日から感染拡大緊急警報に移行するが、決して安全宣言ではない。県外の状況はまだまだ厳しく、強い警戒を維持し、不要不急の県外との往来自粛を強くお願いしたい」と呼び掛けた。


◆延岡・西臼杵は４人が入院−３０日時点

　県によると６月３０日時点の入院は６０人で重症者が１人増え３人。県北では延岡西臼杵圏域（４９病床）で４人が入院。宿泊・施設等療養中は５８人で、延岡市の宿泊施設（６０室）で２人、施設で３人が療養し、自宅療養は３０人。入院・療養調整中は７人となっている。


◆新たに３５件が英国株と確定

　県は３１日、国立感染症研究所のゲノム解析の結果、県内で新たに３５件の検体が英国株と確定したと発表した。送付した４０件のうち、残る５件は判定不能だった。

　これまで計５０件が英国株確定で、９件が判定不能となっている。


◆１日、５人未満

　県は１日午前、新型コロナウイルスの新規感染者が５人未満となる見込みであることを明らかにした。

　また、河野知事は午後４時から、最新の感染状況を踏まえた今後の対応について記者会見を行う。確定値は会見後に発表される。