「色のエネルギー感じて」

アーナー恵子さん作品展

◆１３日まで、延岡・エンクロス

　延岡市鶴ケ丘在住の美術家、アーナー恵子さん（６０）の作品展「色のエネルギーとワッショイ星人」が、１日から同市幸町の駅前複合施設エンクロス待合スペース（１階、２階）で始まった。１３日まで。誰でも自由に観覧できる。

　制作するさまざまなシリーズの中から今回は、縦横７０センチの平面５作品からなる「色の力」シリーズをメインに１階に展示。同市では初の展示で、オレンジ、黄緑、グレーなど色の持つエネルギーや個性を「なるべくシンプルに、色だけでどれだけ表現できるのか追求したシリーズ」という。

　また１階には、黄で太陽、青で空や海、赤で大地に咲く花をイメージした縦横約２メートルのオブジェ「宇宙からのエネルギー」も展示されている。

　２階には、おみこしを担ぐように両手を上げる愛らしい「ワッショイ星人」のシリーズから、「高千穂の夜神楽に行く」「行縢からこんにちは」と題した縦横９１センチの絵２作品が展示されている。

　「今回の作品展のように街の中に、生活の中に美術作品が展示できるということは、私にとっても本当にうれしいこと」とアーナーさん。「白や黒を含め、それぞれの色には人間と同じようにエネルギーや個性があります。コロナ禍や梅雨で憂鬱（ゆううつ）な今ですが、エネルギーに満ちた鮮明な作品を展示することで、見た人に少しでも元気になってもらえたら」と話している。

　時間は午前８時〜午後９時。問い合わせ先はエンクロス（電話延岡２０・３９００）。