第４８回県高校総合体育大会−６月１日開幕

２年ぶり開催無観客で−県北勢の活躍に期待

　第４８回県高校総合体育大会は６月１日から、宮崎市のひなた県総合運動公園を主会場に行われる。昨年は新型コロナウイルス感染拡大により初めて中止となり、２年ぶりの開催。３１競技に５７校の選手約８５００人が出場する。全国高校総体の出場を目指し、高校生６月１日リートが各地で熱戦を繰り広げる。

　県北勢は優勝候補の競技が多く、活躍が期待される。ソフトボールは、男女ともに全国選抜大会に出場した日向が有力か。男子は第１シードの日向工が投打のバランスが良く、第２シードの延岡工も好調だ。

　剣道は、高千穂が２月に行われた県選抜大会を男女ともに制しており、層が厚く勢いもある。体操は延岡商男子の１３連覇に期待。柔道は男子の延岡学園が７連覇、バドミントンは女子の聖心ウルスラ学園が８連覇を狙う。

　バスケットボールは男子の延岡学園が絶対的な存在。女子の延岡学園は、王者小林の連覇を止められるか。ソフトテニスは、ハイスクールジャパンカップや新人大会で個人戦を制している延岡学園が、男女ともに大会の軸となる。

　弓道も男女ともに延岡学園が優勝候補。ラグビーは、新人戦代替試合交流戦で優勝した日向工、延岡、延岡星雲などが高鍋に挑む。ホッケーは門川と延岡工の一騎打ち。

　サッカーは男子の延岡学園が第４シード。バレーボールは女子の延岡学園が上位に絡んでくる。今年度、同好会から部に昇格した延岡学園の自転車競技部は毎年、全国高校総体に出場しており、活躍が期待される。この他の個人競技でも多くの県北勢が優勝を狙っている。

　県高校総体は当初、５月２６日に開幕予定だったが、県独自の緊急事態宣言を受けて延期した。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、試合は無観客。総合開会式は実施しない。競技ごとに各学校、撮影などのため保護者は２人までの入場に制限する。