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災害時などに活用

本紙掲載日:2021-05-21
1面
宮崎銀行が導入した移動ATM=同行提供=

移動ATMを導入−宮崎銀行

 宮崎銀行(杉田浩二頭取)は、自然災害などの発生により停電に見舞われた地域などで、現金の引き出しや預け入れなどができる「移動ATM(現金自動預け払い機)」を導入した。被災者の生活の利便性の向上が期待される。

 移動ATMは、車両に小型ATMを搭載したもので、災害発生に伴う停電で金融機関やコンビニのATMが使えなくなった被災地に派遣。現地で現金引き出しや預け入れ、振り込み、残高照会、通帳記入、通帳繰り越しなどができる。

 車両には、1回の充電でATMを約8時間フル稼働させられるバッテリーを搭載。常に充電され、災害に素早く対応できる。取り引きの情報などは無線でつながるため、幅広い地域で利用が可能。提携する他の金融機関のカードも使えるという。

 同行は「災害対応を強化し、安定した金融サービスを提供するため導入した。宮崎は台風や大雨など自然災害が多い地域。停電などでATMの利用が難しい地域のニーズに応えることで、満足してもらえるサービスになれば」と話していた。

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