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「東京五輪を身近に感じて」

本紙掲載日:2021-05-20
7面
日之影町役場に展示されている森山浩一さんのユニホームとトーチ

聖火リレーのトーチなど展示中−日之影町

 東京2020五輪聖火リレーで聖火ランナーを務めた日之影町分城の農業、森山浩一さん(52)が使った聖火リレートーチとユニホームが6月30日まで、同町役場1階で展示されている。

 森山さんは、マラソン大会や県市町村駅伝大会などに出場している市民ランナー。五輪開催時は農繁期でテレビでしか応援できないことなどから聖火ランナーに応募。町内でただ一人の聖火ランナーに選ばれ、4月25日に高千穂町を走った。

 展示は、同町教育委員会が「広く町民に見ていただきたい」と、森山さんに貸し出しを依頼、快諾を得た。トーチとユニホーム上下、森山さんが聖火リレーで走る様子の写真がある。

 トーチは桜をモチーフに作られており、長さ71センチ、重さ1・2キロ。桜ゴールド色のアルミ製で、一部に東日本大震災の仮設住宅のアルミ建築廃材が再利用されている。

 森山さんは「聖火リレーを直接見られなかった人も多いと思う。トーチなどを見て、五輪を身近に感じてもらえたら」と話している。

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