文科省「ＧＩＧＡスクール構想」
本紙掲載日：2021-05-18
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タブレット活用し授業、教職員向けに研修会−日向市教委
全国の小中学生に１人１台のタブレット端末を配備する文部科学省の「ＧＩＧＡスクール構想」に基づき、日向市教育委員会は１３日、市立財光寺南小学校体育館で、市内の小中学校の教員を対象にしたＩＣＴ（情報通信技術）研修会を開いた。４２人の教員が参加し、タブレットの操作方法などを学んだ。
研修会では、富士電機ＩＴソリューション宮崎支社の稲葉博俊さんが、日向市でのタブレット端末の使用用途の概要や電源の入れ方などを説明。その後、学習活動ソフトウェアの開発などを手掛けるＳｋｙ（大阪府）の稲田春華子インストラクターがリモートで講義した。
講義では、同社の学習端末支援Ｗｅｂシステム「ＳＫＹＭＥＮＵＣｌｏｕｄ（スカイメニュークラウド）」の使い方を説明。学習資料を児童生徒の機材に一斉配付したり、グループ活動の際、一つの画像や資料に複数の児童生徒から同時に書き込めたりすることなどを紹介。また、カメラを使った撮影方法や、教員が板書した情報が共有できる機能なども伝えた。
日向中学校の馬��大輔教諭（３５）は「教員としては、まず自分の教科にどう結び付けるかを考える必要がある。グループ発表の際、使用していたホワイトボードはこの端末があればいらない。まずは教諭、生徒が基本操作を覚え、扱いに慣れることが大事。早ければ来月からでも活用してみたい」と話した。
市教委によると、既に市内の１４小学校、８中学校に合わせて４８１３台の端末が配備されている。