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一人一人に寄り添う

本紙掲載日:2021-04-23
1面

延岡ほほえみの会誕生

◆住宅、就労シェルター支援など

 それぞれが抱える悩みに寄り添い、住宅支援や就労支援などにつなげる相談機関「NPO法人自立生活支援・延岡ほほえみの会」(塩月雅代理事長)が延岡市惣領町に誕生した。今月からは一時的な避難や滞在の場を必要とする人を対象にした「シェルター支援」も開始。理事長の塩月さん(33)に思いや支援内容について聞いた。

 地元の延岡でホテルでの接客などサービス業に従事していた塩月さん。ボランティア活動に参加する中、宮崎市で自立生活支援を行う「NPO法人宮崎ほほえみの会」の加藤賢治理事長と知り合った。「いつか誰かを支える活動ができれば」と思っていた中での出会い。同様の支援を行う機関が県北にはない現状に、加藤理事長の「やってみたら」の言葉が後押しし、挑戦を決めた。もともと「人に喜んでもらうこと、笑顔にすることが好き」。そのため「みんなを笑顔にしたい。延岡にもほほ笑みを」と同じ名前を付け、昨年6月に設立した。

 中心的な支援に位置付けたのが、住む場所に困っている人を対象にした「自立住宅支援」。入居後の支援まで一貫して行う「あんしん見守りサポート付き住宅」を整えた。住宅の整備には、全国で社会問題になっている空き家に着目。管理や活用に悩んでいる人がいる一方、住む家に困っている人もいる。その間に同会が入る。

 実際に入居者が少なく、複数の部屋が確保できるアパートを借りるなどし、住居を確保。活動の趣旨を理解し、協力的な所有者が多いという。塩月さんらが友人の協力を受けながら掃除やリフォーム作業を行い、受け入れ準備を進めた。

 サポート内容は、1日2食の食事提供、配食サービス、巡回訪問、緊急時の対応など。また病気やDV(家庭内暴力)、借金など、個人が抱える問題の解決に向けた支援や心のケアも行う。

◆助け合える関係つくりたい−何かあったら相談してほしい

 女性や子どもの支援も柱の一つに位置付けた。「女性の私だからこそ味方をしたいし、相談に乗れれば。精神的なサポートができれば」と願う。

 さまざまな支援団体などにあいさつに出向き、「どんな支援が必要か」を聞き取り、取り入れることにも力を入れる。例え同じ生活保護受給者といっても、支援は「ケースバイケースでマニュアル通りにはいかない」。「一人一人に合わせた伴走型支援。寄り添って継続的に行う支援がうちでやりたい支援」と話す。

 シェルター支援も、存在を求める声が多かった支援。「延岡にも泊まるところがない人がいるという話を聞き、何とかしたいと思った」と数カ月で準備を進めた。活動の趣旨に賛同し家具などを寄せてくれた人もいた。

 同支援では原則3日以内の問題解決を目指す。生活保護受給の申請や障害者手帳発行の手続きに同行するなど、支援につなげていく。また、避難所でもあるため、場所は定期的に変更。安全な避難態勢を整える。シェルターから、必要に応じて自立支援住宅への入居につなげることも想定しており、つながりのある支援を目指す。

 「どうすればいいか分からず困っている人は、相談する方法も分からないはず。地域のみんなで助け合える関係をつくり、困った人を見かけたときに『ほほえみの会に相談したら』と言ってもらえるような存在になれば」「少しでも多くの人に知ってもらい、賛同してくれる仲間が増えれば」と願う。生活用品や家具もまだ十分ではないため、支援を呼び掛けている。

 現在は塩月さんを含む2人のスタッフで対応。相談は電話のほか、「延岡ほほえみの会」公式LINEでも受け付けており、「何かあったら相談してほしい」と呼び掛けている。問い合わせは延岡ほほえみの会(電話延岡20・3666)。

 また、今月は延岡市役所の「なんでも総合相談センター」で、毎週火曜日の午後1時から4時まで、相談業務に当たる。主に生活や住まい、女性や子どもに関する内容が担当。

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