委員１５人に辞令交付

宮崎海区漁業調整委員会

　第２２期宮崎海区漁業調整委員会委員の辞令交付式が１９日、県庁講堂であり、任命された委員１５人に河野知事が辞令を交付した。新体制は４月１日からスタートしており、任期は２０２５年３月末までの４年間。

　委員会は法律の規定で都道府県に設置される行政委員会で、漁業権の免許や知事許可漁業などに関する知事の諮問機関としての意見答申や、漁業調整のための漁場利用ルールを定める委員会指示の発出などを行う。

　委員は漁業者を中心で構成。これまで学識経験委員など６人は知事選任だったが、２０１８年１２月の漁業法改正（２０年１２月施行）で、今期から選任は全て公募（推薦、応募）を行い、県議会の同意を得て知事が選任する方法に変更。法改正後初の新体制となる。

　県北関係は漁業者委員（９人）に宇戸田為二さん（６５）＝北浦漁協、小型定置網漁業＝、中島耕成さん（６５）＝島浦町漁協、中型まき網漁業＝、黒木巧さん（６１）＝門川漁協、小型機船底びき網漁業＝、田中義美さん（６６）＝日向市漁協、近海まぐろはえなわ漁業＝、中立委員（２人）に山崎宏さん（６９）＝元延岡市水産課長＝が選ばれた。

　委員全員に辞令を手渡した河野知事は、「任期の４年間。これまでの皆さんの知識と経験を生かし、指導してほしい。本県にとって水産業の役割は非常に大きい。力添えをいただきながら前に進めていきたい」などと話していた。

　交付式に続いて、新体制となって初の委員会が開かれ、会長に学識経験委員（２人）の吉田照豊さん（５９）＝宮崎大学教授＝、会長代理に中島さんを選んだ。