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お大師さん−人に寄り添う多聞大師像

本紙掲載日:2021-04-15
8面

3商店街に1体ずつ設置

◆細見町の白石寛さん制作

 目を閉じて優しくほほ笑むのは、3体の多聞(ききわけ)大師(愛称・撫〈な〉で撫で大師)。延岡市細見町の白石寛さんが、今山大師本堂前に立つ石像をモチーフにして制作した。

 多聞大師は感謝と祈りを聞き届け、人々に寄り添う仏像とされている。耳を傾ける姿には、参拝者にも他人の声や自然の声に耳を傾けてほしいという願いも込められているという。

 3体は延岡今山大師祭の期間中、祇園町銀天街と山下新天街商店街、大師通り商店街の3カ所に1体ずつ設置される。

◇巡礼スタンプラリーも

 また、大師祭に合わせ、「心を満(みつ)に巡礼スタンプラリー」を実施する。

 多聞大師が設置される3カ所と、今山大師本堂前にある石像の計4カ所を回ってスタンプをすべて集め、係の人に渡すと、非売品の「こだいっちゃんおまんじゅう」をもらうことができる。

 台紙はそれぞれのスタンプ設置場所で配布される。

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