「知らなかった」の連続

延岡ＹＥＧ企画ウオークラリー

◆街歩きでふるさと再発見

　延岡商工会議所青年部＝延岡ＹＥＧ＝（堀田敏男会長）が主催する「ふるさとＮｏｂｅｏｋａ探検！発見！ウオークラリー」が２０日、延岡市本小路の城山公園駐車場を出発点とする川中地区で行われ、市内から約１００人の親子連れらが参加して楽しんだ。あいにくの雨のため、午前、午後の２回から午前中のみの開催に変わったものの、参加者は約１時間半の街歩きを楽しみながら、ゴールの同公園二の丸広場を目指した。

　主催者は、市役所を中心とした川中地区をＡからＥのエリアに分けて、それぞれにチェックポイントを設置。参加者はチェックポイントを通過しながら、飲食店の看板やマンホールのふた、バス停、案内標識など、主催者が撮影した写真と同じ場所を探して同じ写真を撮るという〃お題〃に挑戦した。

　堀田会長が、時間差で出発するそれぞれのグループに「雨の中ですが、交通ルールを守りながら楽しんでください。良い写真には豪華賞品もあります。それでは皆さん、〃ふるさと延岡〃発見の旅にゴー！」とハッパを掛けた。

　午前９時の第１組の後、１時間ごとに次のグループが出発。二つのエリアを巡りながら捜索し、パンフレットと同じ被写体を見つけると「あった、あった」と歓声を上げて撮影。「鬼滅の刃（やいば）」の衣装で参加したチームもあり、イベントを盛り上げていた。

　友人親子と４人で参加した緑ケ丘の松本直美さん（４２）は第２組で出発。普段は見落としがちな飲食店の看板や下から見上げたビルの構図を探しながら和気あいあいと歩き、「知らない所が多くて再発見の連続でした。延岡を盛り上げようという主催者の意図も十分理解できる良い企画で、運動にもなりました」。長男の華規（はるちか）さん（１１）も「市役所の周辺は普段遊んでいる地域ではないので、知らない場所がたくさんあって面白かった。体力があるので、歩くのは平気でした」と笑顔だった。