日向市異動−部長職４人が昇任

福祉部、健康長寿部を新設

　日向市は２５日、４月１日付の職員人事異動を発表した。異動数は部長職８人、課長職２２人を含む計１９２人。

　部長職は異動者８人のうち４人、課長職は同２２人のうち１０人が昇任者。

　昇任する部長職は４人。商工観光部長に長友正博秘書広報課長（５５）、上下水道局長兼水道課長に松尾昇一建設課長兼高速道対策室長（５７）。健康福祉部の改編に伴い新設された福祉部長に藤本一三福祉課長兼福祉法人監査室長兼福祉型給付事業対策室長（５７）、健康長寿部長には福永鉄治総務課長（５６）がそれぞれ就く。

　異動する部長職は総合政策部長兼東郷総合支所長に田中藤男総務部長（５８）、総務部長に日高章司上下水道局長兼水道課長（５７）、市民環境部長に黒木升男商工観光部長（５６）、議会事務局長に柏田武浩健康福祉部長（５８）の４人。部長級だった会計管理者は役職を変更し、会計課長が担当することとなった。

　職員の新規採用は２９人で、退職者は部長職４人を含め２６人。総数は５８８人となり、前年より３人増えた。

　組織改編では、「市民が共に支え合い、自立した生活を送る健康長寿のまち」を目指し、「健康福祉部」を「福祉部」と「健康長寿部」に改編。第２次市総合計画・後期基本計画に基づき、具体的な施策や事業を展開する。

　また「いきいき健康課」を「健康増進課」に名称変更し、高齢者あんしん課から「地域医療推進係」に移管。市民の健康の保持や疾病予防、医療提供体制の維持に一体的に取り組むとともに、新型コロナウイルス感染症など新たな感染症対策などについて関係機関との連携体制を強化する。

　このほか、女性の活躍を推進するため、総合政策課内に「男女共同参画推進室」、ＮＰＯ法人やボランティア団体などの各種団体の育成・支援に取り組む係として地域コミュニティ課内に「市民活動支援係」、マイナンバーカードの交付率向上を図るため、市民課内に「マイナンバーカード係」をそれぞれ新設する。

　市立東郷病院の運営形態を無床診療所に変更するため、「東郷病院」を「東郷診療所」に名称変更する。

　部長級の異動と退職者は次の通り（かっこ内は前職）。

【部長級】総合政策部長兼東郷総合支所長（総務部長）田中藤男▽総務部長（上下水道局長兼水道課長）日高章司▽市民環境部長（商工観光部長）黒木升男▽福祉部長（福祉課長兼福祉法人監査室長兼福祉型給付事業対策室長）藤本一三▽健康長寿部長（総務部総務課長）福永鉄治▽商工観光部長（秘書広報課長）長友正博▽上下水道局長兼水道課長（建設課長兼高速道対策室長）松尾昇一▽議会事務局長（健康福祉部長）柏田武浩

【退職者】塩月勝比呂（総合政策部長兼東郷総合支所長）甲斐伸次郎（市民環境部長）▽植野浩人（会計管理者）▽門脇功郎（議会事務局長）