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食の生産地を守る−用水路や田畑などを清掃

本紙掲載日:2021-03-20
3面

沖田川沿い、環境管理組合が奉仕作業−延岡

 延岡市の片田町と平原町、塩浜町の農業生産者でつくる田園環境管理組合(三雲治男代表)は14日、3地区を流れる沖田川左岸側の堤防と田畑で清掃奉仕作業を行った。同管理組合から約30人が参加して春を迎える準備に汗を流した。

 参加者はくわや鎌、スコップを手に早朝から沖田町の「JA延岡ふれあいの里」前に集合。野焼きや刃物を扱う際の注意など、作業の手順を確認した上で、それぞれの持ち場へ向かった。

 沖田川の堤防約2キロの範囲にある約50ヘクタールという広大な範囲で、午前中3時間、午後3時間と計6時間で作業。用水路の手入れや下草刈り、捨てられた空き缶やペットボトルの回収に奮闘し、心地よい汗を流した。

 同組合は農地の維持保全活動に取り組んでおり、年間5回から6回の清掃作業を続けている。2月には管内6カ所にごみを捨てないように呼び掛ける看板を設置。「大切な食の生産地です。安心安全な食のため、農家に協力してください」と訴えている。

 三雲代表は「給排水路を手入れし、野焼きで害虫を駆除することが出来ました。看板も設置しましたが、これからも幅広くモラルアップを訴えていきたいですね」と話していた。

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