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子育てに絵本を取り入れよう

本紙掲載日:2021-03-13
7面
読み聞かせを実演する(右から)橋口さんと尾崎さん

北部教育事務所が延岡で講座

◆読み聞かせが自分も癒やす


 県教育委員会北部教育事務所主催の「子どもと楽しむ絵本の時間〜毎日の子育てに絵本を取り入れてみませんか〜」が8日、延岡市本小路の市立図書館であった。乳幼児と保護者、絵本に興味のある約20人が参加した。

 「生涯にわたって読書に親しむ『みやざき県民』」を目標に県が取り組む読書活動推進事業の一環。本に興味を持ち、将来的に仕事やボランティア活動に関わるきっかけになればと、「読書サポーター養成講座」として実施した。

 講師は、同館司書の橋口美里さんと、元幼稚園教諭で同館職員の尾崎富子さん。

 2人はまず、乳幼児向けの「はっはっはくしょーん」「くだものいろいろかくれんぼ」など5冊を、手遊びや歌を交えながら読み聞かせた。子どもたちは飛んだりはねたり、笑い声を上げたりして、絵本を楽しんだ。

 続いて尾崎さんは「子どもに読んであげながら、自分も絵本に癒やされてきたと思う」「(園で)読み聞かせると、その本を借りて帰る子が多かった。いい絵本に出会えば、子どもたちも自分から本を好きになるんだと感じた」「絵本を介して友だち同士のつながりが見られた」など、自身の仕事や子育ての経験を振り返りながら話した。

 橋口さんは、絵本が子育てに良いとされる科学的根拠を説明した。

 生後10カ月ごろから精神的世界(イメージ)をつくり始め、想像力を養っていくとされる。そのために必要なのが外遊びやお手伝いなどの「直接的経験」、絵本を通して体験する「疑似体験」の両方で、想像力が上がり、自分で生きていく力につながっていくという。

 また、読書によって「自分だけの世界を想像し、楽しむ力がつく。自分だけの世界をきちんと持つということは、逃げ場をつくる力につながっていく」という。「逃げ場のない子どもにとって、この力があるだけで自分の気持ちを整理し、現実の世界に戻っていくことがおのずとできていく」と話した。


◇いい絵本に出会えば本を好きになる−直接的経験と疑似体験の両方が必要

 読み聞かせの効果についても説明。読む側にもいい影響があり、脳の「相手を思いやる仕事をする部分」が動き、読んでもらう側は感情や情動が動くという。「読み聞かせを通して、心の通ったコミュニケーションが親子でうまく形成されていく」「ストレスがたまっている大人ほど、読み聞かせをするといいといわれている」と話し、「その子のためだけの時間をつくってあげることが大事。そしてこれはお母さんだけの仕事じゃない。その子に愛情を持ってやってくれれば、家にいる誰かがやればいい」とまとめた。

 同養成講座は今年度から始まり、県北では昨年12月に日之影町で実施したのに続き2回目。3年計画で、県北9市町村すべてで実施予定。

 また同館では、毎週水曜日午前10時30分から、3歳くらいまでの乳幼児とその保護者を対象にした「えほんのじかん」、同木曜日午後4時から、未就学児とその保護者を対象にした「おはなし会」を開いている。

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