自然守る美化活動を実践

本紙掲載日：2021-03-11

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環境美化教育優良校等表彰で優秀校に選ばれた北川中学校

優秀校の北川中を表彰－食品容器環境美化協会

　地域の環境美化に貢献した小中学校に贈られる食品容器環境美化協会（食環協、平岡敬規会長）の２０２０年度第２１回環境美化教育優良校等表彰で、優秀校（同協会会長賞）に選ばれた延岡市立北川中学校（黒木倍明校長、４７人）の表彰式が２月２５日、同校であった。同協会宮崎地方連絡会議の藤久保敦士さんとオンライン会議アプリ「Ｚｏｏｍ（ズーム）」でつなぎ、モニター越しで行われた。

　式で、藤久保さんは「全国の学校の中でも特に素晴らしい活動を行っている。地域や環境に対する意識を強く持って活動を続けてほしい」とあいさつ。生徒を代表して３年生の白川悠太郎さんと尾﨑ことみさんが、菊池みどり教頭から賞状と副賞をそれぞれ受け取った。

　また、２年生の淵上優さんが「北川中学校では、地域をきれいにするさまざまな活動を行ってきた。これからも地域の力になるような活動を全校生徒で行っていきたい」とお礼の言葉を述べた。

　同校は、恵まれた地域の環境資源を生かして、さまざまな美化活動に取り組んでいる。ユネスコエコパークに認定された自然を守るため、「家田湿原」の清掃を、地域団体の協力を得ながら外来種を駆除するなど自然保護意識を高めている。また、毎朝の道路清掃や北川駅など生徒が決めた清掃場所を小学生と合同で清掃するなどしている。

　食環協は、清涼飲料やビールなど飲料業界６団体で構成。表彰は、独創的な環境美化教育に継続的かつ熱心に取り組み、「公共の場所の美化」または「飲料空き容器などのリサイクル」を実践することで地域の環境美化に大きく貢献している小中学校をたたえている。今年度は都道府県から推薦を受けた学校の中から、最優秀校４校、優秀校６校、優良校２１校が選ばれた。