日向三大祭り－オリジナルＴシャツ販売

本紙掲載日：2021-03-09

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十屋市長に寄付金の目録を手渡した日向三大祭りの主催団体の代表

主催３団体、市に益金寄付

　「日向三大祭り」のオリジナルＴシャツを販売した主催団体の代表が２月２５日、日向市役所を訪れ、十屋幸平市長に益金６１万３０７８円を贈呈した。市は、医療・介護・福祉関係の新型コロナウイルス対策に活用するという。

　訪れたのは、「細島みなと祭り」の髙木慎平実行委員長（４１）、「日向ひょっとこ夏祭り」の小林哲郎副実行委員長（５０）、「日向十五夜祭」奉賛会の鎌田実会長（６９）の３人。

　市内で盛大に開催される各祭りは昨年、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、いずれも中止を決断した。例年、各団体でオリジナルＴシャツを作製してきたが、寂しい思いを少しでも吹き飛ばしたいとの思いから、３団体が初めて共同で計画した。

　Ｔシャツの表には「ｌｏｖｅｈｙｕｇａ」の文字と、各祭りのイメージキャラクターやみこし、太鼓台などをデザイン。裏の背中部分には「日向ひょっとこ夏祭り」「細島みなと祭り」「日向十五夜祭」の文字と、各祭りをイメージしたシルエットが描かれた。

　昨年７月から追加注文を含めた８００枚近く（１枚２千円）を販売し、必要経費を差し引いた残りを市に寄付した。

　贈呈式は市長応接室であり、３団体を代表して髙木実行委員長が十屋市長に目録を手渡し、「日向市に育ててもらった祭りなので、恩返しのため市への寄付を決めた。微力だが、新型コロナで大変な思いをされている方たちに役立ててほしい」と話した。

　発売日にＴシャツを購入した十屋市長は「購入者の中には本市出身の県外者もいたと伺っており、皆さんに感謝したい。寄付金は有効に活用したい。主催団体の皆さんには今後も地域の皆さんを元気にしていただけるよう力添えをお願いしたい」などと謝辞を述べた。