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ワクチン優先接種「チクッとする程度」

本紙掲載日:2021-03-08
3面
都城市郡医師会病院が公開した医療従事者向けのワクチン優先接種(7日、都城市)
ワクチンを注射器に入れるスタッフ

都城市の病院で報道陣に公開

 新型コロナワクチンの医療従事者向けの優先接種が県内で始まった。都城市郡医師会病院(田口利文院長、都城市太郎坊町)が7日、県内で唯一、接種の様子を報道陣に公開した。

 同院には6日にワクチン1箱(975回分)が到着。医師や看護師、事務職員や清掃、給食などの委託業者を含む507人が接種を希望した。同院は基本型接種施設で、周辺の連携型接種施設にも配布する。

 1回目の接種は10日までの4日間で、休診日の7日は250人が接種を受けた。2回目は3週間後の28〜31日を予定している。

 理学療法士の男性は「打った瞬間にチクッとする程度で、インフルエンザの予防接種より痛くなかった。早期に受けられたことに感謝」。看護師の女性は「注射自体の痛みは思ったよりもなかった。これから安心して、看護業務に就くことができる」と話していた。

 県内での医療従事者向けの優先接種は5日から開始。入院患者を受け入れる医療機関の従事者約1万1000人が対象で、県北では6カ所の基本型接種施設を配送拠点に、各施設で接種が行われている。

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