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ネット広告会社が進出

本紙掲載日:2021-03-02
1面

延岡市が立地企業に認定

 延岡市は2月24日、インターネット広告配信・広告代理業などを手掛ける「オムニバス」(本社東京都目黒区、矢野茂樹社長)が、同市に新たな拠点を設置すると発表した。また、県は同日、日南市に次いで県内2カ所目の拠点を設立する同社を立地企業(増設)に認定した。

 オムニバスは、主にインターネット広告の分野で企業のマーケティング支援などを行う企業。今回、延岡市幸町2丁目のココレッタ延岡に「延岡トレーディングセンター」を設置し、インターネット広告の配信管理・コンサルティングなどの事業実施を計画している。

 デジタルマーケット施策として、インターネット広告の需要が高まる中で、同社が受け入れ態勢を強化するために新たな拠点の設置場所を探していたところ、県と市から誘致の提案を受けて延岡市での事業展開に魅力と可能性を感じ、進出を決めたという。

 同社は2008年8月に設立し、従業員53人(正社員48人、パート5人)。売上高は19年度が18億6520万円、今年度は21億9875万円を見込む。進出計画概要によると、延岡センターは4月の操業開始の見通し。

 新規県内雇用者は25年度までに計30人を予定、売り上げ計画は来年度が9600万円、25年度は7億2000万円を見込む。

 延岡市とオムニバスとの立地調印式については、新型コロナウイルス感染症の感染状況を踏まえた上で、改めて日時を決定するという。

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