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名水小学校120周年記念−延岡

本紙掲載日:2021-02-20
8面

市内初の鉄筋コン校舎、今も

◆卒業生1985人

 延岡市立名水小学校(三樹浩二校長、12人)は、1901年2月に赤水、鯛名地区にあった人民共立学校が合併、名水尋常小学校として開校してから120周年の節目を迎えました。

 児童が学ぶ校舎は、市内初の鉄筋コンクリート造りの校舎として53年に完成し、今も大切に使われています。全校児童は最も多い時で363人(59年)が在籍し、これまでの卒業生は1985人に上ります。

 地域と深い関わりを持ち続ける学校での思い出や今後について、同校学校評議員の日野喜久男さん(65)=鯛名町、67年度卒=、姫田芳子さん(66)=赤水町=、三樹校長の3人に話を聞きました。

◆5年生に聞きました

 名水小学校は、困った時に教えてくれたり、一緒に遊んでくれたりする友達に会える大切な存在です。思い出や楽しいことがたくさん詰まっています。

 これからも優しく助け合い、勉強や遊びを一生懸命に楽しみながら、歴史に残る学校にしていきたいです。

◆子どもは地域の宝−座談会

◎日野さん「運動会は行くもんじゃと」
◎姫田さん「古き良きご近所付き合い」
◎三樹校長「支え支えられ温かい人間に」

−−お二人の学校との関わりを教えてください。

【日野】卒業生です。僕たちの時は42人で入学しました。二つ上の学年は「さくら」と「つつじ」の2学級ありました。子どもが在学中はPTA会長も経験しました。

【姫田】子どもの卒業後、読み聞かせに行くようになりました。十数年前からは見守りを兼ねて、赤水地区の子どもたちの登校と一緒に学校まで歩くようになりました。今では自分の健康を兼ねたウオーキングになっています。

−−名水小の思い出を聞かせてください。

【日野】在学当時、グラウンドが海にせり出していて、大きな松の木がありました。枝に乗って遊んで海に落ちたこともありましたし、山手にあったトイレは怖くて、1年生の時は1人では行けませんでした。卒業する年、現在の管理棟校舎ができました。

【姫田】次男(37)が入学した時、初めて複式学級が始まりました。あの頃は2学年合わせて16人以下が複式になる決まりでした。その時はどういったものか分からず、「え、複式?」という声が保護者からだいぶ上がりましたね。

【日野】PTA活動も盛んでした。学習発表会の時、当時の保護者が「せっかく子どもたちがいいものを見せてくれたっちゃから、僕たちもお返しに歌を歌おう」という話になり、当時の校長先生に頼み込んで歌いました。

【姫田】運動会の時、昼休みに保護者も仮装大会をしたり、本当にふざけていましたね。

【日野】あの頃の運動会は終わらないんですよ。片付けが終わったら体育館で先生たちと第2の運動会(打ち上げ)をしていました。
そういった経験もあったから祭りも続いたんでしょうね。「名水っ子祭り」は「子どもたちに思い出を」と89年に始まりました。「せっかくだから地元の人を呼んで学校に来てもらおう」と少しずつ大きく成長しました。PTA戸数の減少で、主催をPTAから地元有志の実行委員会に任せてからは、同地区に伝わる盆踊りにちなみ「名水やとまかせ」に名前を変え、6年ほど前まで続きました。多い時は500人ぐらいのお客さんが来ていました。

【姫田】トラックのウイングを開け、荷台を舞台に子どもも地域の人も出し物をしていました。本当に運動場がいっぱいでした。花火も打ち上げていました。

−−2008年からは放課後子ども教室が始まりました。

【姫田】地域の人がサポーターになり、私もその一人です。平日は毎日、制作や屋外でのさまざまな体験活動を行っています。

【三樹】すごく大きな存在です。普段は体験できないような活動を取り入れてくださり、勉強も遊びも体験も本当にありがたいです。

【姫田】何より集団で帰ることができるので安心です。帰りに地域の人に会うとあいさつして、地域の人たちも子どもたちのことを把握してくれています。

【日野】あいさつだけでなく、しばらくおしゃべりしていることもありますね。

【三樹】ありがたいです。

【姫田】地域の人もかわいがってくれます。お下がりの洋服をくれたりして、古き良き時代のご近所付き合いができています。

−−地域との関わりが本当に強い学校だと感じます。

【日野】運動会は行くもんじゃと思っています。名水小の子どもたちが走ったりするのは、自分の子や孫でなくてもうれしいですからね。みんな、一生懸命応援しますよ。

【姫田】子どもたちが素直なんです。

【三樹】子どもたちはいろんなことがあるたびに「ありがとうございます」とお礼を言います。感謝の気持ちを持つ地域の雰囲気が、子どもに伝わっているからすごく感謝ができる。これは保護者の力だけでなく、地域の力があると思います。

−−名水小は皆さんにとってどんな存在ですか。

【日野】小規模校ですが、子どもも親も育ててもらった場所です。子どもたちは帰省すると必ず集まっています。一人一人が気に掛けられ、見守られている。一人一人の存在がとても大きいと思います。こんなにいい学校はないので、ずっと存続してほしいです。

【姫田】子どもが3人卒業しました。数年前、名水小ソフトボールチーム出身者が集ってソフトボール大会をしたことがありました。異年齢でも集まることができるのは、名水小ならではと思います。
また、子どもたちは自分を表現できる場が設けられていて、自信につながっていると思います。人数はこれからも減っていくと思いますが、学校に来づらい子どもが来る学校にするとか、いろんな形で存続してほしいですね。地域の一人の大人として関わっていきたいです。

【三樹】学校は単独ではとても回りません。この素晴らしい地域、皆さんと、地域の宝である子どもを育てていきたいです。
12人の児童は常にお互いのことを気に掛け、ものすごく深くつながっています。人数に関係なく、それは素晴らしいことで、小規模ならではの良さを感じています。将来、ここで学んだこと、ここを卒業したことを誇りに持てるような大人になってほしいし、それができる学校だと思います。
先輩たちが築いたものを引き継ぐことで温かい人間に成長し、幸せになれると思います。支えるけど支えられる、そんな人に育ってほしいと思います。

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