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生活の中にある美(2)−県北の土木構造物

本紙掲載日:2021-02-18
7面

歩いて渡れる国の重文

◆旧第三五ケ瀬橋梁(日之影町)

 旧第三五ケ瀬橋梁(きょうりょう)は、旧TR高千穂鉄道の日向八戸駅−吾味駅間にあり、五ケ瀬川にまたがる。亀ケ崎駅−槙峰駅間にある旧綱ノ瀬橋梁と共に今年1月、国の重要文化財に指定された。公益社団法人土木学会の選奨土木遺産にも、県内3例目として認定されている。

 1939(昭和14)年に完成。橋長約275メートル。上路式鋼製トラス橋の前後に、鉄筋コンクリート(RC)の頬杖(ほおづえ)ラーメン橋がつながっており、異なる構造の橋を組み合わせて造られている。鉄道省技師の釘宮磐が総指揮を執り、日本のコンクリート技術の基礎を築き「コンクリートの父」と呼ばれる吉田徳次郎が指導した。

 現在は森林セラピーロードとして整備され、橋を歩いて渡れる。

◆豆知識−橋の構造と種類

 支承から上の車両や人が通過する部分を上部構造と呼ぶ。これを受け支え、その重みを地盤に伝える部分を下部構造と呼び、橋脚や基礎などが含まれる。

 支承は橋桁を乗せる部分。橋桁と橋脚の間にある。地震の揺れで壊れないよう、遊びを持たせる役目がある。

 伸縮装置も壊れるのを防ぐ働きがある。橋は気温で伸び縮みしており、夏と冬では長さが変わる。固定すると破損の原因になるため、この装置が伸縮を調整している。

 県北で見られる種類は、主に桁橋とトラス橋、アーチ橋、ラーメン橋の四つ。それぞれの特徴は次の通り。

▽桁橋=桁を下部構造に載せた最も一般的な橋。
▽トラス橋=三角形に組み合わせた骨組みで桁を造った橋。桁橋よりも支間長(支承から支承までの距離)を長くできる。
▽アーチ橋=アーチ形状の骨組みの橋。この形にすることで、桁がより強くなる。アーチの中にもさらにいくつかの種類が存在する。
▽ラーメン橋=主桁と橋脚を一体化させた橋。斜め柱の支えがある分、斜め柱が橋脚の代わりとなり、桁橋より支間長を長くできる。

 上路式か下路式かどうかは、橋のどこを通るかで決まる。上路式は、路面が橋本体の上に位置する形式。桁下に十分な空間がある状況で採用される。下路式は、主構造の内部を車や列車などが通る形式。鉄道をまたぐ「跨(こ)線橋」や道路をまたぐ「跨道橋」など、桁下空間に余裕がない場合に多い。

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