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19日、アトツギ甲子園

本紙掲載日:2021-02-18
6面

最終審査に県内から2人出場

 初めて全国規模で開催される「アトツギ甲子園」(中小企業庁主催)のファイナリスト15人に、県内から延岡市の松田陽子さん(34)=城山ふとん店=と椎葉村の鈴木宏明さん(33)=鈴木組=の2人が選ばれた。あす、東京都で開かれる最終審査発表会で新規プランを発表予定で、2人とも「優勝したい」と意気込んでいる。

 アトツギ甲子園は、全国各地の中小企業の30代前半までの承継予定者(アトツギ)に限定し開催するイベント。先代が培った経営資源を生かした新規事業プランの事業化に向け、課題解決のためのビジネスパートナーを求めて発表する。9〜12月中旬のエントリー期間中に全国から101人が応募。書類選考による1次審査、2次審査を経て、ファイナリストが決まった。


◆松田陽子さん(城山ふとん店)地域連携で最高の宿

 松田さんは今年で創業50年を迎えるふとん店の後継ぎ。コロナ禍でも睡眠環境寝具指導士の資格を生かし、眠りのオンラインセミナーを開くなど、新しい取り組みに挑戦してきた。

 新規プランは建築を学ぶ同市出身の大学生との出会いがきっかけの一つになって練ったもので、「寝具専門店のおもてなし地域連携が生み出す最高の宿」がタイトル。商店街の空き店舗をリノベーションして宿泊施設にし、寝具専門店である自社のふとんで質のよい眠りを体感してもらうことを目指す。

 「自社だけが独り勝ちするのではなく、いろんなところと協力することで地域を守ることができる」と、大好きな地元と連携してできる事業を考えた。良質な睡眠を提供した後、市内観光や布団作りの体験なども考えており、「地域経済を潤し、延岡に元気を与えたい」と話す。

 15日には読谷山洋司市長に出場決定を報告。発表内容を本番さながら、大きな声で披露し、「発表を見た人の一部でも延岡に来てくれたらうれしい。九州の女性のパワーを発信してきます」と意気込んだ。


◆鈴木宏明さん(鈴木組)天然の保護につながるキャビア作り

 鈴木さんは、建設業などを営む会社を継承予定。「田舎が嫌で椎葉も宮崎も、1次産業も嫌いだった」という鈴木さんが、8年前に帰郷し任されたのが13年前から始めたチョウザメの養殖だった。台風でほとんどのチョウザメが死に、ショックで養殖をやめようと考えたこともあったが、生き残りを世話するうちに月日が過ぎ、キャビアが採れるまでになった。

 キャビアは出荷までに8年の歳月がかかる。その1日でも油断すると全滅してしまうため「割に合わない」が、「仕事を楽しくさせてくれた。僕に足りない部分を埋めてくれたのがチョウザメ」と言い切る。

 発表する新規プランは「キャビアから始まる無くさない世界」。絶滅危惧種リストに登録されているチョウザメの養殖数を増やし「低価格でも食通をうならせるようなキャビア」を作ることで、密漁や乱獲が減って天然チョウザメの生息数が回復し、最終的に絶滅危惧種から外れることを願う。

 養殖場所として廃校のプール活用も計画中。成功すれば全国各地での展開も可能とみている。「キャビアを食べながらチョウザメを救えるよう、いろんな人に知ってもらいたい」と話す。


◆オンライン観覧できる

 最終審査は感染症予防のため、発表者と審査員のみが会場に入る形で実施。発表時間4分、質疑6分で内容や熱量などを競う。事前に申し込めば無料でオンライン観覧できる。申し込みは「アトツギ甲子園」の公式ホームページから。

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