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東海小創立120周年

本紙掲載日:2021-02-10
8面

紡いだ歴史これからも

 延岡市稲葉崎町の市立東海小学校(工藤寿充校長、355人)は11日、創立120周年の節目を迎えます。

 1901(明治34)年、現在地に東海尋常高等小学校として開校。48(昭和23)年に現在の校名となりました。その後、80(同55)年に全校児童数が1500人を超えるマンモス校に。88(同63)年には東海東小学校が分離新設されました。これまでに輩出した卒業生は1万6829人(高等科の卒業生数は除く)に上ります。

 節目を前に、学校での取り組みなどを紹介します。


◆元気と仲の良さ自慢

 東海小学校は、元気で他の学年同士の仲が良い学校です。学校の目当てになっている「ともにがんばり、うつくしい心で、みずから学ぶ東海っ子」を心掛けています。

 120年間の長い歴史があり、6年生はボランティア活動などに取り組んでいます。団七踊りなどの伝統も受け継がれています。

 これからも、1年生から6年生まで笑顔で明るくいじめのない学校で、地域の人たちとも親しくしていきたいです。また、今まで受け継いできた団七踊りやボランティア活動などの伝統を大事にする学校にしたいです。


◆ボランティア活動、自ら率先

 6年生は、朝のボランティア活動に取り組んでいます。登校すると、晴れの日は外に出て掃き掃除を、雨の日は閉まっている廊下の窓を開けて換気をしています。

 前の6年生がこの活動に取り組んでいる姿に憧れて、私たちも率先して始めるようになりました。

 毎朝、葉っぱやごみが落ちていない学校にして、みんなが気持ちよく歩ける場所にしたいという気持ちで隅々まで掃除をしています。また、活動中には下級生だけでなく、先生や保護者へのあいさつも心掛けています。


◆地域の伝統芸能−団七踊り受け継ぐ

 地元の稲葉崎町に伝わる伝統芸能を学ぼうと、2000年から毎年、4年生が「団七踊り」を練習、市の音楽祭や運動会で披露しています。

 児童への指導を担当するのは、「稲葉崎ばんば音頭保存会」と「稲葉崎ばんば踊り保存会」の皆さんです。法被や帯、鉢巻き、太鼓、鎌、なぎなたなど、取り組みが始まった頃から使用している衣装、道具も大切に受け継いでいます。

 同音頭保存会の矢野勝一会長(77)によると、小学校での指導は先輩会員が始めた活動で、「先生たちも一生懸命で、何とかつないできました。前年に経験した5年生が4年生に教える流れもできています」。

 今年度はコロナ禍で活動できませんでしたが、「(毎年)子どもの覚えはすごくいい」。市の音楽祭ではアレンジした演目を披露しており、「大したものです」。

 ただ、「大人になって踊るまでには今のところつながっていない」とも。踊りを学んだ子どもたちが、大人になっても踊り続けてくれることを願っています。

◆歴史と伝統の重み実感−工藤寿充校長

 東海小学校は明治34年、西暦1901年の2月11日に校舎落成式・開校式を行い、その歴史をスタートさせました。今年はその記念すべき120周年を迎えることとなりました。

 これまでに在籍した多くの卒業生や44人の校長をはじめとした職員、そして保護者、地域の方々によってつくられた歴史、伝統に大変な重みを感じています。

 校舎や学校の様子はこの120年で少しずつ変化していますが、子どもたちの学ぼうとする姿や、一歩でも前へ進もうとする努力の姿勢は、この間も全く変わらないものだと思います。

 今後も、今までの卒業生に負けないぐらい多くの素晴らしい人材を輩出し続ける学校として伝統を積み重ねていきます。

 地域の方々にも今までと同様、ご理解、ご協力をいただきながら、地域と共に歩む学校づくりを進めていきます。


◆東海っ子、前向き真っすぐと−阿波野美樹PTA会長

 東海小の卒業生です。在学中は教室の火災や東海東小との分離など、いろいろな経験をしました。PTA役員として学校に足を運ぶたびに懐かしさを感じ、伝統があるなと、歴史のすごさも実感しています。

 今年度は新型コロナウイルスの影響で行事だけでなく、普段の生活の中で友達同士の接触を避けるなど、児童にとっては今までにない経験ばかりだったと思います。ただ、その状況の中で新しい遊びを見つけるなど、みんなで協力し合って楽しんでいる姿を見てきました。「生き生きしてくれていてありがとう」と、逆に元気をもらっています。

 寒い日でも、ほんの少しの時間でも、外に出て元気に明るく走り回る〃東海っ子〃は昔から変わっていません。これからも前を向いて、真っすぐ進んでいってほしいです。

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