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井堰と道を礎に発展、先人に感謝(1)

本紙掲載日:2021-01-30
6面

延岡市出北、惣領町、長浜町、卸本町、浜砂、東浜砂町

 延岡市の大瀬川河口の南側に位置する出北、惣領町、長浜町、卸本町、浜砂、東浜砂町を訪ねた。

 交通に便利な国道10号に近接することから、清掃工場、延岡総合文化センター、延岡市医師会病院と夜間急病センターなど市民にとって重要な施設、延岡卸商業センターをはじめ企業や店舗が多く立つ。また、岩熊井堰(いぜき)の恵みを多く受ける地域であることから、井堰を造った先人たちへの感謝の気持ちが受け継がれている。主な公共施設、学校、地域の人に大切にされてきた神社などを紹介する。


◆地域学習も熱心に−東小83年の歴史出北5丁目

 市立東小学校は1938年4月、東尋常小学校として創設。校舎が新築落成した同10月22日を「創立記念日」と定めている。

 41年4月には、学制改革により東国民学校に改称。戦後の46年に市立東小学校になり、50年には「長浜の潮のかおりや」で始まる校歌が制定された。同校のある出北地区は、もともと「ひばりの巣」と言われるほど荒地だったが、農民の願いに応えて岩熊井堰と出北用水が造られ、その恩恵を受けた。その歴史と感謝の気持ちを次世代に伝えてほしいとの思いから、同校OBが約40年前から、「出北物語」と題した出前授業を続けている。

 また、延岡大空襲の実態と悲惨さを理解することなどを目的に、同空襲についても毎年学ぶ。

 2014年9月には、老朽化に伴い建設していた新校舎が完成。同12月には落成記念式典を行い、新校舎の完成を祝った。

 新校舎は、鉄筋コンクリート造りの3階建て。バリアフリー対応で、教室や廊下には、県産木材がふんだんに使われている。屋根部分に太陽光発電装置が設置されている他、防災機能も備えており、災害時には避難所として利用される。


◆空の先駆者たたえる−後藤勇吉銅像東浜砂町

 妙田緑地公園内に、日本で初めて日本一周を成し遂げ、「空の先駆者」とたたえられる延岡市南町出身の飛行士・後藤勇吉の銅像がある。

 1983年の置県100年記念事業として、郷土が生んだ偉人の顕彰を目的に、県と建設委員会が建立した銅像の一つ。

 それまでの4体は、宮崎市の県総合文化公園内に建てられたが、出身地に建立を求める声が高まっていたこともあり、延岡市への建立を決定。後藤勇吉延岡顕彰会との話し合いで妙田緑地を建立場所に選んだ。緑地は、銅像の据え付けに合わせて市が公園に整備した。

 経費は県が1千万円を補助。同顕彰会が行った募金には、目標を上回る645件の協力があった。

 制作は、当時東京都在住で日本美術家連盟会員だった都城市出身の彫刻家・奥村良弘さんに依頼した。奥村さんは、収集した資料にあった飛行ジャンパー姿の写真を参考にし、空を見上げるように手をかざす動きを入れて仕上げたという。

 除幕式は生誕100年に当たる96年の命日の2月29日、関係者ら約200人が出席して行われた。像は同25日にフェリーで東京を出発し、26日に延岡着。27日に据え付けられた。

 同所では毎年、命日または前日に、同顕彰会や母校・延岡小学校の児童が参列し、慰霊祭が行われている。


【ヘルストピア延岡】(長浜町3丁目)
1994年オープン。「日本一の福祉都市」づくりの一環で、市が30億円を投じて建設した健康施設。一年中泳げる温水プール、風呂、レストラン、カルチャー教室などが入る。温水化に、隣接する清掃工場の余熱を利用している。現在は、市内で新型コロナウイルス感染が拡大していることと、メンテナンスのため、2月17日まで休業。


【延岡市クリーンセンター】(長浜町3丁目)
2009年4月に新清掃工場「夢の杜(もり)」が完成。延岡市だけでなく西臼杵3町のごみを焼却処理している。愛称は公募822作品から選ばれた。敷地内には、資源ごみのリサイクル施設「リサイクルプラザ・ゲン丸館」があり、子どもたちの環境学習の場にもなっている。


【延岡総合文化センター】(東浜砂町)
1985年11月に開館し、昨年35周年を迎えた。開館を機にのべおか「第九」を歌う会が誕生、延岡フィルハーモニー管弦楽団の活動拠点となるなど、地域の文化発展に大きく貢献している。県の緊急事態宣言を受けて、2月7日まで休館中。


【協同組合延岡生花地方卸売市場】(東浜砂町)
前身の「延岡日向切花販売組合」を解散し、1963年、「延岡花市場事業協同組合」として萩町で発足。67年に昭和町へ移転、76年に現在名に改称し浜砂に移転、89年に現在地に移った。県北地区はもとより国内外の花を取り扱い、県北一円に供給。県内産の生花の海外輸出事業も行っている。写真は2019年の「母の日」に向けたカーネーションの競り。


【延岡看護専門学校】(出北6丁目)
延岡市医師会が1952年に設立。医師会病院と共に移転し、2007年から現在地。2年間の医療高等課程(准看護師科)と、3年間の医療専門課程(看護師科)に市内外から生徒が通い、看護・医療の知識を学ぶ。写真は18年の戴帽式。


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