防災・習い事サイト開設−日向ＪＣ

日向・門川−小中学生、保護者向けに

　日向青年会議所（日向ＪＣ、富井寿一理事長）は２２日、日向市と門川町の小中学生や保護者向けに開設した「防災情報サイト」「習い事情報サイト『いくなら』」への協力のお礼と事業報告を兼ね、十屋幸平市長、安田修町長をそれぞれ訪問した。

　日向ＪＣは今年度、５月に習育事業、９月に防災事業を予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から中止に。それに代わる取り組みとして両市町の教育委員会や防災担当課の協力で両サイトを開いた。

　家庭での防災に役立ててもらう防災情報サイトでは、「災害に向けて家族で話し合おう！」「津波の高さ」「津波の速度を知ろう」などのコンテンツがそろう。また、習い事情報サイト「いくなら」では、地域の習い事と子ども、保護者をつなぐ情報を発信。スポーツや教育、文化・伝統、音楽などジャンル別の検索が可能で、団体ごとの活動状況などを掲載している。

　日向市役所、門川町役場を訪れたのは、富井理事長と地域委員会の三浦丈司委員長、黒木美幸委員の３人。このうち日向市役所では、富井理事長が「コロナ禍で習育、防災ともに人を集めることができず、情報発信に切り替えた」とサイト開設の経緯を説明。十屋市長は「人を育てるのが一番。意識醸成が大切で、こうした取り組みはありがたい。市としても協力できるところはしっかり協力していきたい」と述べた。

　日向ＪＣによると、すでに両市町の小中学校にチラシや各サイトのＱＲコードが入ったカードを配布。多くの人が閲覧しているという。