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「うたは世につれ世はうたにつれ」

本紙掲載日:2020-12-25
6面

FMのべおか−第17回平和祈念資料展特別企画

◆年末特別番組・28、29、31日に放送

 FMのべおかは、第17回平和祈念資料展特別企画「うたは世につれ世はうたにつれ」を28、29、31日に放送する。いずれも約2時間の同一番組。

 戦前から終戦直後までの音楽約40曲と、時代背景や市民の暮らしについての解説と朗読で構成する。解説は軍事史研究家の古舘豊さん(東京都在住)。朗読は俳優・声優の池田知聡さん(宮崎市在住)。

 同資料展は毎年、延岡市立図書館で開催しているが、今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のためFMのべおか特別番組に変更した。主催は延岡市教育委員会と夕刊デイリー新聞社。デイリー健康福祉事業団協賛。

【放送日時】28、29、31の3日間。いずれも第1部は午前9時から、第2部は同10時から。各55分間。

◆懐かしの音楽約40曲

 番組で紹介する音楽は昭和初期から終戦直後までの約40曲。レコードの提供は延岡市の志田英文さん、後藤泰さんほか。

 主な紹介曲は次の通り。レコード発売の年号は昭和。

3年=「波浮の港」「出船の港」「青空」「アラビアの唄」▽4年=「君恋し」「東京行進曲」▽6年=「酒は涙か溜息か」「丘を越えて」▽7年=「満洲行進曲」▽9年=「宮崎県民歌」▽11年=「延岡小唄」「延岡工場歌」「ラバウル小唄」▽12年=「愛国行進曲」「露営の歌」▽13年=「上海だより」「麦と兵隊」▽14年=「愛馬進軍歌」▽15年=「暁に祈る」「紀元二千六百年」「湖畔の宿」「隣組」「月月火水木金金」▽17年=「空の神兵」▽18年=「若鷲の歌」「勘太郎月夜唄」▽19年=「比島決戦の歌」▽20年=「リンゴの唄」

◇地元の歌も紹介
□新民謡「延岡小唄」昭和11(1936)年
二宮蒼天・作詞大村能章・作曲
音丸・歌

一・日向延岡内藤様よ、
  昔偲(しの)べば桜の花も、
  匂い優しく霞(かすみ)にとけて、
  鐘が鳴る鳴るお城山。
二・そよろ涼風(すずかぜ)水面の灯影(ほかげ)、
  夏は大瀬や五ケ瀬の川に、
  屋形浮かべて歌おうじゃないか、
  月も宵から来て覗く。
三・上りゃ高千穂下れば東海、
  からり青空吉野の梁(やな)に、
  躍る秋鮎飛沫(しぶき)のかげに、
  チラと燃えるは初紅葉。
四・峰の白雪朝日にとけて、
  鳴るはサイレン続くは工場、
  二八乙女の手に咲く花は、
  千代に八千代に綾錦。

□新民謡「延岡工場歌」昭和11(1936)年
立木迪雄・作詞古関裕而・作曲
伊藤久男・歌

一・皇祖神武のみ降(くだ)りませし、
  日向高千穂今こそ夜明け、
  黄金の朝日に甍(いらか)を並べ、
  工場(こうば)延岡光れり燦(さん)と。
二・聞けよ大地にエンジン唸(うな)り、
  空に高鳴るサイレンこだま、
  雲か霞か煙を上げて、
  工場延岡化学を誇る。
三・フル生産日夜を分かず、
  動く業人(わざびと)一万五千、
  熱と力に精励刻苦、
  工場延岡故(ゆえ)なく展(の)びず。
四・誇る製品ベンベルグ絹糸(けんし)、
  火薬硫安十指を超えて、
  増産とどまるところを知らず、
  工場延岡輝け明日を。

□「宮崎県民歌(行進曲)」昭和9(1934)年
桑原節次・作詞古関裕而・作曲奥山貞吉・編曲
伊藤久男、コロムビア合唱団・歌

一・亜細亜の東、蜻蜒洲(あきつしま)、
  燦たる旭直射(たださ)せる、
  ここ建国の発祥地、
  悠久二千六百年。
二・白雲なびく山の幸、
  黒潮よする海の幸、
  千里の沃野(よくや)天恵の、
  無尽の宝庫吾が日向。
三・鶏(とり)黎明(れいめい)を告げわたり、
  駒(こま)原頭(げんとう)に嘶(いなな)けり、
  いざ更生の意気高く、
  祖国の誉(ほまれ)顕(あら)はさん。

〈メモ〉初代の宮崎県民歌は神武東遷2600年記念行事の一環として県と大阪毎日新聞宮崎支局が合同で歌詞を公募し、郷土史家の桑原節次(1872〜1954年)が応募した作品が1等入選として採用された。作曲は依頼により古関裕而が行い、中野忠晴の歌唱により日本コロムビアからSPレコードが発売された。B面収録曲は奥山貞吉の編曲により伊藤久男が歌唱する行進曲バージョン。歌詞の内容から1945(昭和20)年の太平洋戦争終結後は演奏が控えられるようになり、64年の現行県民歌制定をもって廃止された。
作詞者の桑原節次は西臼杵郡長で、戦後は郷土史家として活動した。デューク・エイセスの谷道夫は孫に当たる。

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