新型コロナ−椎葉村で１人、初確認

福岡県の男性・延岡滞在中陽性に

　県と宮崎市は２３日、県内で新たに７人（県６７２〜６７８例目）が新型コロナウイルスに感染したと発表した。椎葉村では初めての感染確認、感染が分かった福岡県在住の７０代男性が主に延岡市に滞在していたことが分かった。

　そのほか宮崎市３人、都城市２人。県内の累計感染者は６７８人になった。

　椎葉村で初めて確認されたのは、６７５例目の２０代男性。主に延岡市に滞在していたのは６７６例目の福岡県在住７０代男性で、１８日に来県していたことが分かった。

　県によると、６７５例目の椎葉村の男性、６７６例目の７０代男性、６７７例目の都城市の７０代男性、６７８例目の同市の１０代女性の４人はいずれも医療機関を受診し、感染が判明した。行動歴や接触者などを調査している。
６７２例目６０代男性は岡山、新潟両県への訪問歴があった。

　宮崎市内での感染者は３人。６７３例目の８０代男性と６７４例目の８０代女性は、クラスターが発生した住宅型有料老人ホーム「黎明荘」の入居者。同施設での陽性確認は１１月２６日からで、これまでに入居者３７人中１５人、職員３９人中１３人の感染が分かった。

◆５人に連絡取れず、１３人には検査依頼中−都城のスナック利用客

　県が２２日に、連絡が取れない利用客がいるとして、店名を公表した都城市の「スナックヴェルニ」関連で、新たな感染確認はない。感染リスクのある利用客について、２３日までに１８人の検査が終わり、６人が検査中。

　それ以外の５人は連絡が取れていない。また、１３人は検査を受けるよう協力を依頼している段階という。県感染症対策室は利用客の都城保健所への連絡を呼び掛けつつ、「公衆衛生上、必要な検査。受けるよう切にお願いしたい」と話していた。

◇入院中が３０人、うち重症者１人

　県によると２２日時点の入院中は３０人で、うち重症者は１人。宿泊・施設等療養中が２９人で自宅療養が９人。入院・療養調整中は３人。