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甲斐さん(五ケ瀬町)、佐藤さん(日之影町)最優秀賞

本紙掲載日:2020-12-23
7面
第15回わけもんの主張の西臼杵予選会で意見発表した6人。前列左から最優秀賞の甲斐さん、佐藤さん

第15回わけもんの主張西臼杵予選会

 若者が選挙や政治について意見を発表する「第15回わけもんの主張」の西臼杵予選会は19日、高千穂町自然休養村管理センターであり、最優秀賞に五ケ瀬町桑野内の甲斐萌未(めぐみ)さん(20)=同町役場会計年度任用職員=、日之影町七折の佐藤将仁(まさと)さん(29)=同町役場地域振興課=が選ばれた。県市町村選管連合会西臼杵支会(甲斐通久支会長・高千穂町選挙管理委員会委員長)主催。

 高千穂町、日之影町、五ケ瀬町から、初参加の高校生を含む6人が参加。それぞれ5分の持ち時間中、3町の教育長ら審査員5人の前で声の抑揚を付けながらスピーチした。

 甲斐さんは、数年前にインターネット動画で見た「若者は選挙に行かない、政治に参加しない、存在しない人」というせりふを挙げて「動画がアップされた日、私は何とも思わなかったが、改めて動画を見て選挙に行かなくては、と思った。それは政治について知ったから」という。

 「全く無知の状態で選挙に行くように促しても意味がない。選挙に行く、行かないではなくまずは政治について理解を深めること、それこそが最も重要」と訴えた。

 佐藤さんは日之影中学校3年生が町の地域課題について学んで解決策を探求した「ひのかげ近未来会議」に触れて「(生徒は)日之影町が抱える課題に真剣に向き合ってきた。これはまぎれもなく立派な政治参加。身近な課題に目を向けることで、自然と政治に関心を持つようになるのではないか」と提起。

 「自分の住むまちに誇りと愛着を持ち、まちの理想を考えること。それが政治参加への第一歩なのではないでしょうか」と締めくくった。

◆来年2月、県大会

 2人は来年2月13日、宮崎市で予定されている県大会に出場する。また、甲斐さんと佐藤さん以外の4人は優秀賞を受賞した。

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