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「よのなか先生」収録DVD完成

本紙掲載日:2020-12-18
2面
配布するDVDを持つ日向市キャリア教育支援センターの福島センター長

日向市キャリア教育支援センター、小中学校に配布

◆人生の糧に―

 日向市キャリア教育支援センター(福島重義センター長)が9日、「よのなか先生」の講義を収録したキャリア教育支援用のDVDを完成させた。撮影や編集は、延岡市のケーブルメディアワイワイ(濱井研史社長)が協力。今月中に市内のすべての小中学校、高校に配布するという。

 同センターは2014年、多職種の人材が〃よのなか先生〃として子どもたちに働く意味や勉強の大切さなどを伝える「よのなか教室」を開始。人生設計に役立ててもらおうと、年に100回以上各学校で実施している。

 今年はコロナ禍のため、動画の配信を企画。同社の協力を得て撮影、制作し、番組で放映したり、県キャリア教育支援センターのホームページに掲載したりしている。

 県内にある六つのセンターのうち、オンラインでキャリア教育事業を展開したのは日向市と延岡市、県のみ。DVDに記録して配布するのは日向市だけという。

 DVDには、市キャリア教育支援センターの水永正憲顧問など5人が、進路選択や労働の魅力などについて語る講話が収録されている。ディスク盤面への印刷などは、同センターの遠山秀樹事務局長が行った。

 福島センター長は「2枚目が来年3月までに出来上がる予定。リアルの場で開催できることを願っているが、今はホームページやDVDの動画を見て、自分の人生の糧にしてほしい」と話した。

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