新型コロナ、県内６人

宮崎市３人、都城市３人−１６日

　県と宮崎市は１６日、新たに宮崎市で３人（県６１９〜６２１例目）、都城市で３人（６２２〜６２４例目）の計６人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。

　宮崎市の３人は、６１９例目の４０代女性、６２０例目の５０代男性、６２１例目の２０代女性。

　６１９例目と６２０例目の２人は、クラスターが発生した住宅型有料老人ホーム「黎明荘」の職員。同施設での感染者は２５人になった。

　６２１例目の２０代女性は、感染者との接触などを調べているという。

　都城市の３人は、６２２例目の５０代女性、６２３例目の３０代男性、６２４例目の２０代女性。

　６２２例目の女性は、６１８例目の６０代男性の家族、濃厚接触者として検査した。

　６２３例目の男性は医療機関を受診して陽性と分かった。６２４例目の女性は、６２３例目の家族という。


◆高齢者が１人死亡−県内４人目第３波では３人目

　県は１５日に治療を受けていた基礎疾患がある高齢者１人が亡くなったと発表した。これで県内での死者は４人になった。

　死因など詳細は個人情報や遺族の心情に配慮し公表せず。県内でこれまでに亡くなったのはいずれも高齢者で、１１月中旬からの第３波での死者は３人に。

　渡辺善敬県福祉保健部長は一般論としながら、高齢者施設でのクラスターなど「高齢者の感染が増えていることが死者増の遠因である可能性がある。高齢者や基礎疾患がある人と接する場合、接する機会が多い人はより一層の注意を」と呼び掛けた。


◆入院３５人、うち２人が重症−１５日時点

　県によると、１５日時点の入院は３５人でうち２人が重症。自宅療養３人で、宿泊・施設等療養が３０人。入院・療養調整中が４人となっている。