ヤマハ、延岡合宿打ち上げ−ラグビー

堀川監督「レベルアップできた」

　ラグビートップリーグのヤマハ発動機ジュビロ（本拠地・静岡県磐田市）は３日、先月２２日から行ってきた延岡合宿を打ち上げた。延岡市出身の堀川隆延ＧＭ兼監督は「本当にきつい練習でタフになれた。チーム全員がレベルアップでき、得るものが多くあった」と振り返った。

　選手、スタッフらはこの日、宿舎のエンシティホテル延岡（同市紺屋町、田川勝美社長）の従業員にあいさつ。大戸裕矢主将が「素晴らしいサポートをしていただきました。いい報告ができるように励みますので、今後も応援よろしくお願いします」と感謝した。サイン入りのユニホームを受け取った田川社長は「シーズンでぜひ力を発揮していただきたい。心から応援しています」と激励した。

　ヤマハの延岡合宿は昨年に続いて２年連続で、来年１月開幕予定のシーズンに向けた強化を目的に行われた。サーキットトレーニングや走り込み、筋力トレーニング、水泳など１日に５回のハードな練習をこなす選手もいるなど過酷を極める合宿となった。

　堀川監督によると、こういった厳しい合宿では体重が減ることが多いというが、今回は維持できていたという。選手たちに延岡の食は好評だったようで、特にアユやブリなど旬の魚を使った料理は人気だったという。

　リーグ開幕戦の相手は神戸製鋼。優勝を目指す上での大事な初戦で、大戸主将は「今回の合宿の成果を出し、日本一になったといい報告をしたい」、堀川監督は「チームカルチャーを見せて、自分たちのスタイルをやりきりたい」と意気込んだ。今後、福岡で宗像サニックスとの強化試合などを予定しているという。