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順調、キュウリの収穫

本紙掲載日:2020-12-04
1面
収穫作業中の桐木さん(延岡市夏田町のハウス)

桐木さんのハウス−延岡市桜ケ丘

 延岡市桜ケ丘の園芸農家桐木一真さん(42)のビニールハウスでキュウリの収穫が続いている。毎日、夜明けとともに夏田町にある6棟のハウス(13アール)に出掛け、妻の星香さん(36)と桐木さんの両親の4人で作業にいそしんでいる。

 収穫の目安は長さ20センチ、重さ100グラム。そこまで育ったキュウリを丁寧にはさみで摘み取っていく。収穫した後は選別し、箱詰めをして、JA延岡が運営する「ふるさと市場」や青果市場に出荷する。

 桐木さんは以前、市内で会社勤めをしていたが、昔から農業に夢を抱いていたことから、義兄で先輩農家の遠田祐星さん(38)に師事。1年間みっちりと栽培技術と知識を学んで農業に転身した。

 就農したての昨年は、ハウスが竜巻で破損する被害を受けたが、キュウリそのものには病気などもなく、まずまずの出来だった。2年目の今年も順調に育っており、来年6月まで収穫が見込めるという。

 消費者との距離が近い「ふるさと市場」でも売れ残りがほとんどないことから、手応えを感じている。「今期の収穫を始めてまだ1カ月ですが、色や形も良く、収量も順調。一方で今の時期は相場が厳しい部分もあるので、新たな販路を切り開く必要性も感じています。ハウスでの販売もしています」とにっこり。

 今後は少しずつハウスを増築し、裏作としてピーマンやニンニクの栽培にも挑戦する予定という。

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