延岡市議会－１２月定例会開会

本紙掲載日：2020-12-02

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補正など４４議案提出

　延岡市議会１２月定例会は１１月３０日開会。会期を１８日までの１９日間と決めた後、読谷山市長が、新型コロナウイルス感染症の第７次緊急対策を盛り込んだ総額２億９７９８万円の一般会計補正など４４議案を提出した。可決後の一般会計総額は７８６億３０７２万円になる。また、初日は一般職職員給与条例の一部改正など４議案を可決した。

　緊急対策の主な事業は、同感染症の影響を受ける市内中小企業者の資金繰りを支援するため、市が行う県貸付の融資利率１％を１０年間補給する事業について、次年度以降の財政負担を軽減する目的で地方創生臨時交付金を活用した基金創設の積立金に１億８９６万円。

　オンライン会議増に伴う通信環境悪化を踏まえ、「教育ネットひむか」のインターネット回線の負荷を分散するため、携帯電話通信回線を利用するｉＰａｄを導入するとともに、小中学校トイレなどの水道蛇口を自動水栓化する小中学校感染症対策・学習保障支援事業に５２５０万円。

　地域経済の活性化と市民のまちづくり参加（ボランティアなど）を実現するため、発行するポイントを市内加盟店で利用できる地域ポイント制度の導入推進事業費に１４３０万円。関連の健康マイレージアプリ構築事業に１０９４万円など。

　緊急対策以外の事業は、子育て支援総合拠点施設整備事業に７２９０万円、岡富古川土地区画整備事業に６６２７万円、移住・子育て住まい支援事業の補助金増額分に２２００万円、空気ボンベ充填（じゅうてん）用設備整備事業に５４６万円、市史編さん事業に２７０万円など。

　このほかの議案は、国民健康保険特別会計補正など予算案件が４件、政策等の形成過程における市民等参加条例の制定など条例案件が５件、市道の路線認定や指定管理者の指定などその他案件が３０件。

　定例会は議案に対する総括質疑と一般質問を８日から１０日、予算審査特別委員会を１１日、総務政策と産業建設委員会を１４日、厚生教育委員会を１５日、特別委員会（議会活性化、地域新電力事業調査）を１６日に開き、１８日の本会議で各会計補正案などを採決する。