県内４日連続、新型コロナ

新たに３人宮崎と都城市

◆現場事務所−職場クラスターと認定

　県と宮崎市は１９日、宮崎市の３０代の女性（県３８６例目）と男性（３８７例目）の２人と都城市の４０代男性（３８８例目）の計３人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内の感染確認は４日連続で累計感染者は３８８例。

　宮崎市の３０代女性は、社員９人の集団感染が発生した会社の関連で同市は職場でのクラスター（感染者集団）と認定した。県内のクラスターは４例目となった。

　宮崎市は同市にある関西電力のグループ会社「きんでん」の現場事務所の社員８人の行動歴を公表した。県３７７〜３８４例目で２０〜５０代の男性。３７７、３７８例目は、先に感染確認された３７５例目の男性社員と３人で１２日に会食をしていた。

　３８６例目の女性は、３８０例目の２０代男性社員の友人。１５日に一緒に過ごしていたことから、検査を行い、陽性が確認された。

　同市は１８日、同社での集団感染について、「接触者は追えている」とクラスターを否定。しかし、社外で感染拡大が確認されたことから、「連続的な集団感染の可能性を否定できない」と認めた。

　同市によると１９日現在、クラスター関連で今後検査を予定しているのは３７８例目の３０代男性が、１５日に会った友人１人という。

　また、３７６例目の３０代女性は同市の繁華街「ニシタチ」の飲食店で、１５日まで勤務していた。１２日から発熱があり、同市は勤務先のスタッフや友人、家族、客ら数十人を接触者として検査を行っている。

　３８７例目の宮崎市の３０代男性は、福岡県からの来訪者と会食していたという。

　県は１９日、県内３８８例目となる都城市４０代男性の新たな感染と、３８５例目の串間市４０代男性の行動歴などを発表した。

　県感染症対策室によると、都城市の男性は県外への往来歴などはなく、行動歴などを調査している。串間市の男性は１４、１５日に大阪からの来訪者と接触していた。濃厚接触者は８人で、うち５人は検査で陰性が確認されたという。

　同室によると、１８日の県内での行政検査は１７件。１８日現在、入院中が５人で、宿泊療養中が８人。入院などの調整中が３人。重症者はいない。

◆１人はＪＡ綾町の職員

　ＪＡ綾町は１９日、宮崎市在住の職員１人が新型コロナウイルスに感染したとホームページで公表した。