ＡＧＡＴＡ九保、準決勝へ

九州各県リーグ決勝大会県代表決定戦−サッカー

◆延岡勢対決制す

　サッカーの九州各県リーグ決勝大会県代表決定戦は１日、延岡市北浦町の北浦海浜運動公園で１回戦１試合が行われ、ＦＣＡＧＡＴＡ（アガタ）九保が４―０で延岡市ＳＣに勝ち、準決勝に駒を進めた。

　アガタは前半９分、右サイドでボールを受けたＤＦ重富朝登が先制点を挙げ、同２１分にＭＦ森永将斗がＧＫをかわして２点目。同３８分にＭＦ吉武莉央が直接フリーキックを決め、３点リードで試合を折り返すと、後半２３分にＭＦ亀井海凪人のゴールでさらに差を広げた。

　延岡市ＳＣは早い攻守の切り替えやＧＫ矢野嵩大の好守など見せ場をつくったが、惜しくもゴールにつなげられなかった。

　準決勝、決勝は８日、小林市野尻町大塚原運動広場で行われ、アガタは高鍋ＯＦＣと対戦する。もう一試合は宮崎産業経営大ＦＣ―ＭＳＧソニャトーレ。優勝チームは来年１月、沖縄で行われる同決勝大会に出場する。

▽１回戦
ＦＣＡＧＡＴＡ九保　４　３―０　０　延岡市ＳＣ
　　　　　　　　　　　　１―０
▽得点者重富、森永、吉武、亀井（Ａ）


◇連係、意思統一が課題−アガタ

　Ｊリーグ参入を目指すアガタが、九州リーグ昇格へ向けて一歩を踏み出した。

　延岡勢対決となった初戦。連係、セットプレーなどで得点を重ねた。山本順之監督は「相手の守りを崩してラストパス、シュートまで行けた」と手応えを話す一方、「３人目、４人目の連係、意思統一が課題」と手綱を締める。

　準決勝の相手は、ＪＦＬ（日本フットボールリーグ）経験者を擁する高鍋ＯＦＣ。山本監督は「いかに相手のチャンスの芽を抑えられるか」と気を引き締めていた。