わが社のホープ−日向・細島地区立地起業（１）

南日本ハム・西豪士さん−調味料などを開発

◆研さん重ね一人前に

　日向・細島地区には県・日向市の立地認定を受けた魅力ある企業が数多く存在する。そのうちの１１社の若手社員に仕事内容や将来の夢、会社自慢などを聞いた。

――志望した理由、現在の仕事内容を教えてください。

「宮崎大学で食品系の学問を専攻していたことや、ニッポンハムグループであることが決め手となりました。看板商品の一つであるウインナーのおいしさ、立地場所が大分の実家に近かったことも好印象でした。
２０１７年に入社し、去年の７月からは食品素材開発部に所属し、調味料やラーメンのスープなどの開発・営業に携わっています」

――働いていて良かったと思うのはどんなときですか。

「まだまだ覚えることが多いのですが、自分なりにいろんな調味料などを組み合わせて試作する中で、依頼主からＯＫが出たときですね。『この味で合っていたんだ。間違っていなかったんだ』の思いが込み上げ、うれしい瞬間です。
営業面はコロナ禍もあって思うように回れていないのですが、情報収集だけは怠らないようにと心掛けています。コロナが落ち着いたら、バリバリ売り込みたいですね」

――会社の自慢を教えてください。

「入社して一番びっくりというかいいなと思ったのが、管理職の方たちとの距離が近いことでした。自分の中では話すこともできない人たちのイメージだったのですが、気軽に声を掛けてくれ、ゴルフや食事にも連れていってくださり、本当にありがたいです。
それと福利厚生面ですね。自己啓発の部分では、研修や通信教育受講などに援助していただき助かっています。

――夢を聞かせてください。

「今は上司や先輩方におんぶに抱っこ状態ですので、『自分の給料は自分で稼ぐぞ』ではないですが、知識を蓄え、経験を積んで早く一人前になりたいですね。お客さんであったり、協力会社の方たちに『あいつに頼めば、この問題を解決してくれるだろう』と頼られる存在になりたいと思います」

――南日本ハムで働いてみたいと思っている方にエールをお願いします。

「いろんな部署がある会社ですので、意欲がある方、チャレンジ精神がある方ならきっと適した職場が見つかるはずです。処遇面でも他社と比べても遜色ありませんし、とてもやりがいのある会社と自信を持って言えます。約５６０人が働いていますので、趣味が合う人も絶対いるはずです。ぜひ一緒に働きませんか」

【プロフィル】大分県豊後大野市緒方町生まれ。宮崎大学大学院農学研究科卒。趣味はゴルフ。日向市在住。