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歌人小野葉桜をしのぶ

本紙掲載日:2020-11-06
6面
「父上の−」の歌が刻まれた歌碑の前で行われた第32回葉桜まつり。「歌人小野葉桜を旅する」バスツアーの一行も出席した
顕彰会会長の藤本副町長から説明を受けるツアー客

顕彰会が32回目のまつり−美郷町西郷

 西郷村(現・美郷町西郷)出身の歌人小野葉桜を顕彰する「第32回葉桜まつり」が3日、同町の西郷ニューホープセンターであった。葉桜顕彰会主催。

 文化の日に毎年開催している。例年は顕彰会会員をはじめ、葉桜短歌賞(同町主催)の受賞者ら多くの人が出席するが、今年は新型コロナウイルス感染予防のため、内容も参加人数も縮小して行った。

 顕彰会会長を務める藤本茂副町長や町職員らが出席。神事を営み、不遇の生涯を送りながらも多くの作品を残した「薄幸の歌人」をしのんだ。

 葉桜(本名・小野岩治)は1879(明治12)年、農家の長男として生まれた。小学校に勤務、西郷村内で薬店を開くなどして人望を得て、1907年に28歳で東臼杵郡議会議員となった。

 30歳の時に、人力車の事故で頭部を強打し、就任1年余りで辞任。度重なる病と貧困の中、唯一の心のはけ口として短歌に情熱を注ぎ、東郷町(現・日向市東郷町)出身の歌人若山牧水とも親交を深めた。

 歌人としての将来を期待されるようになり、作品集を出そうとしていた34歳の時、再び病に倒れて歌人としての活動を終えた。以降、短歌を詠むことはなく、病も一進一退のまま63歳で生涯を閉じた。

 同センター前には「父上の子の百姓にかへらなむ垂り穂の秋のここのふる郷」、石峠ダム湖畔には「初冬の山路さびしみ一夜ふた夜母待つ家に寝にかへるなり」を刻んだ歌碑がある。


◆大阪や日向市からツアー客
国文祭・芸文祭さきがけプログラム−ゆかりの地を巡る

 国文祭・芸文祭みやざき2020さきがけプログラム「歌人小野葉桜を旅する」バスツアーが3日、美郷町や日向市であった。大阪府や日向市から訪れた参加者が、同町西郷出身の歌人小野葉桜のゆかりの地を巡った。文化庁、県、町教育委員会など主催。

 最初に訪れた美郷町西郷ニューホープセンターでは、葉桜顕彰会主催「第32回葉桜まつり」の神事に参加。短歌が刻まれた歌碑に献酒した。

 その後、葉桜ふれあい公園で町を一望したり、同じく同町出身の歌人で第6回駿河梅花文学大賞を受賞した藤田世津子さん(故人)の歌碑が建立されている「おせりの滝民話伝承館」、葉桜と交流のあった若山牧水の生家(日向市東郷町)を訪ねたりした。

 母親と2人で参加した新名巳枝さん(53)=同市在住=は、「親子で参加できていい機会だった。小野葉桜を通して若山牧水の歌も知ることができた。また次に機会があればぜひ参加したい」。藤田さんの同僚だったという神原洋子さん(66)=大阪府=は、「また季節の良い時に訪れて、小野葉桜さんや藤田世津子さんに関わる場所を巡りたい」と、それぞれ話していた。

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