５日、みやざきシェイクアウト

県民一斉に防災行動訓練

　県民一斉防災行動訓練「みやざきシェイクアウト」が５日、県内で行われた。最大震度７の大規模地震の発生を想定し、参加登録した市町村や企業・団体などでは、職員らが机の下に身を隠して頭を守る安全確保行動をとるなど地震に備えた。

　シェイクアウトは、２００８年にアメリカで始まった地震防災訓練で、決められた時間に参加者が一斉に身を守る行動を実践し、日ごろの防災対策を確認することが目的。県は「津波防災の日（１１月５日）」に合わせて実施し、今年で６回目。

　訓練は、身を低くかがめ（ＤＲＯＰ）、机の下にもぐるなど頭を守り（ＣＯＶＥＲ）、揺れが収まるまで動かない（ＨＯＬＤＯＮ）の安全行動を約１分間実施し、県民の防災意識の向上と安全確保行動の理解を深めるのが狙い。

　県危機管理課によると、訓練は５日を一斉訓練日としているが、参加企業・団体の都合に合わせて３０日までの期間内に行うこともできる。今年度の訓練登録者は４日午後３時現在、３０４団体・６万２１３８人。昨年度は３２５団体・約７万人が参加したという。

　参加登録は２９日までで、インターネットや申込用紙で受け付けている。問い合わせは同課（電話０９８５・２６・７０６６）。


◆警報アナウンスで机の下に−延岡市役所

　延岡市役所では、午前１０時に地震の発生と身を守る行動を促す警報アナウンスが庁舎内に流れ、各部署の職員が机の下に隠れるなどした。各種証明を発行手続きをする１階ロビーでも、職員や窓口に訪れた市民らが身をかがめるなどした。