事業計画、一部を変更

世界農業遺産活性化推進協

◆オンライン実施セミナー、ツアーなど

　世界農業遺産（ＧＩＡＨＳ＝ジアス）高千穂郷・椎葉山地域活性化協議会（会長・甲斐宗之高千穂町長）は１０月２８日、同町三田井のゆめゆめプラザＴＡＣで臨時総会を開き、今年度の事業計画と予算の変更案を原案通り承認した。

　総会には、認定地域の県北３町２村（高千穂町、日之影町、五ケ瀬町、諸塚村、椎葉村）、県、ＪＡ、森林組合、観光協会などから委員２１人（代理含む）が出席した。

　議事では、新型コロナウイルスの影響に伴う事業計画案、予算案の変更について審議。コロナ禍で中止となった中学生サミットや、民間企業が対象のスタディーツアーに代わり、オンラインによるセミナー、ツアーなどを実施することを承認した。予算については、当初予算額と変わらない。

　会長を務める甲斐町長は「予算をオンラインツアーやセミナーなどに回して有意義に使いたい」と述べた。

　総会では、ＧＩＡＨＳ認定地域がある県でつくる「世界農業遺産広域連携推進会議」と、認定地域がある市町村でつくる「Ｊ―ＧＩＡＨＳネットワーク会議」が事務の効率化などのため統合され、新たに組織される「世界農業遺産国内認定地域連携会議（仮称）」の設立会・研修会が１２月１５、１６日に高千穂郷・椎葉山地域内で開催されることも報告された。

　また、宮崎大学ＧＩＡＨＳ研究グループの竹下伸一准教授（農学部）と西和盛准教授（地域資源創成学部）による研究報告が行われた。