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辻野精一・道北昭介展

本紙掲載日:2020-11-02
7面
辻野精一氏の「さかだちB」(1987)
道北昭介氏の「雲の世界」(1980)

高鍋生まれの抽象画家

◆29日まで、高鍋町美術館

 高鍋町生まれの抽象画家で同時代を生きた、辻野精一(1920〜2001)と道北昭介(1930〜1993)の2氏にスポットを当てた特別展「交差する視点辻野精一・道北昭介」が29日まで、高鍋町南高鍋の高鍋町美術館で開かれている。新感覚の絵画を模索した2人は40年以上前に一度だけ二人展を開催した記録が残り、今回は当時の2人の視点を追想する。

 辻野氏は1938年に高鍋農学校を卒業し、戦後は宮崎県庁に勤務。54年に県美術展に初出品で初入選すると、64年にモダンアート協会展で初入選した。70年に日本美術家連盟会員となり、日日会(宮日総合美術展無鑑査による会)の創設にも励んだ。実家のあった宮崎神宮からインスピレーションを受けた「伎楽面(ぎがくめん)」シリーズなどがある。宮崎市で亡くなった。

 道北氏は51年に宮崎大学学芸学部2年課程を修了すると県内の小中学校で教諭を務め、延岡市でも東海中や岡富中、北浦小で教壇に立った。58年の第1回新象作家協会新象展から毎年出品した。農業や美術評論家ら幅広い交流を持った同氏の作品は社会へのメッセージ性が強く、農業や原爆、沖縄問題などに取り組んだ。中でも農業をテーマとしたシリーズは作風を確立するものとなり、評価が高い。福岡市で亡くなった。

 2人は、78年に東京都の櫟(くぬぎ)画廊で二人展を開いた。特別展では高鍋町美術館の所蔵作品の中から20点を公開し、40年以上前に交差した2人に思いをはせる。

 辻野氏の作品には、心酔していたスペインの画家ジョアン・ミロの影響が感じられる。今回展示している「さかだちB」(1987)も、そうした中でたどり着いた表現だという。

 道北氏の「雲の世界」は1980〜81年に手掛けた「雲のシリーズ」の一つ。他のシリーズと比較すると色調は明るく一見華やかな印象を持つが、サブタイトルには「黒雲」と付けられている。

 観覧料は大人210円、小中高生と高齢者と障害者は100円。時間は午前10時から午後5時まで。月曜休館。あす(文化の日)は開館記念日で観覧料無料となっている。

 問い合わせ先は同町美術館(電話0983・23・8887)。

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