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本を借りた人に釜炒り茶

本紙掲載日:2020-10-30
6面
本、釜炒り茶、手作りのしおりを手に来所を呼び掛ける山田さん(中央)と同町教委職員

五ケ瀬町図書室

 読書週間(27日〜11月9日)に合わせて、五ケ瀬町の町民センター内にある同町教育委員会図書室は、来所して本を借りた人先着200人に特産品の釜炒(い)り茶をプレゼントしている。無くなり次第終了。

 新型コロナウイルス感染症の影響で遠出や外出を控える人がいる中、読書とお茶で安らぎの時間を過ごしてもらおうと、高千穂地区茶業振興会(興梠洋一会長)から茶の提供を受けて初めて企画した。

 同室には本約8500冊を所蔵。同町在住または同町勤務の人が1回につき本5冊を2週間借りることができる。移動図書室「ごかせマルシェ」や宅配図書サービスも実施している。

 地域おこし協力隊で図書室担当の山田一誠さん(39)によると、今年度は同感染症の影響で約2カ月臨時休館したにもかかわらず、本の貸し出し冊数は過去最多のペースになっており、「読書の習慣が根付いてきている」という。

 図書室では同期間、手作りしおりのプレゼントやお茶、秋に関する本の展示なども実施。山田さんは「多くの人に本を借りてもらい、本とお茶でリラックスする時間を過ごしてほしい」と話している。

 時間は午前9時〜午後5時。ただし、31日と7日は同1時まで。11月1、3、8日は休み。

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