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港町の面影残るものづくり、流通の地

本紙掲載日:2020-10-29
6面

延岡市大武町、牧町、柚の木田町、大門町、粟野名町

 延岡市の大武町、牧町、柚の木田町、大門町、粟野名町を訪ねた。北川、祝子川、五ケ瀬川が集まる河口近くの三角州に位置し、田園地帯も広がる。かつては京都や大阪と千石船が行き交い、港町として栄えた。地区内には船をつなぎ留めるために使われていたくいが残り、船の安全を願って踊られた「櫂伝馬(かいてんま)踊り」が継承されている。

 一方で、ものづくりの企業が集まった「延岡鐵工団地」、県北地域の食卓に
届く生鮮食品が集まる「延岡綜合地方卸売市場」など、製造・流通の拠点でも
ある。主な場所を紹介する。

◆牧町−学習や地域活動の拠点・リバーパル五ケ瀬川

 水辺で自然観察や川について学ぶことができるオープンスペースとして2002年に開館した「リバーパル五ケ瀬川」。NPO法人五ケ瀬川流域ネットワークが運営している。

 名称は、川を表す「リバー」と仲間たちを意味する「パル」を組み合わせた造語。「五ケ瀬川流域に親しみを持ってほしい」と、市民らを対象に募った175通の中から選ばれた。

 施設内には、セミナー等の会場となる「多目的スペース」、川や環境、生物などに関する書籍や文献などがそろった「情報室」のほか、洪水学習室、観察室などがあり、小学校の遠足で利用されることも多い。

 施設周辺には豊かな自然が広がり、貴重な生物が多く生息する。野鳥をはじめ、水辺の生き物の観察を楽しむことができる。すぐ近くを流れる友内川では、定期的にカヌー体験も行っている。

 また、今年は新型コロナウイルスの影響で行わなかったが、アートと地域の魅力を融合させたイベント「東海さるく」を毎年秋に開催。恒例になっている「アーティストinレジデンス」(滞在型作品制作)には海外を含め多数のアーティストが参加し、地域内の神社、公民館などで作品を発表している。

◆牧町−カントの星と東雲引き継ぐ・延岡星雲高校は15周年

 2005年4月、内なる道徳律を示す「カントの星」が象徴の「延岡西高校」と、朝日の勢いを示す「東雲(しののめ)」が象徴の「延岡東高校」の2校が統合し開校したのが県立延岡星雲高校。今年で誕生から15年を迎えた。

 1回生は「普通科」5学級、県内で初めて設置された英語教育重視の「国際人文科」1学級の計6学級に245人が入学。延岡東の校舎を活用したため、1、2回生は、延岡東の先輩たちと学校生活を共にした。

 校章は、延岡のNと星雲のSを組み合わせて作られた。「遠くへ続く人生の道のりの中で、生徒それぞれの個性を輝かせてほしい」という願いが込められているという。

 男女ともにチャコールグレーが基調の制服は、開校前年のオープンスクールで、入学希望者を対象に取ったアンケートで圧倒的支持を得たもの。女子制服の胸には黄色いリボンが付く。

 部活動との両立にも力を入れ、全国大会の出場経験を持つラグビー部や放送部など、数多くの部が活躍している。

 現在は「普通科」と、11年に「国際人文科」から変更され「将来の国際社会で活躍するグローバル・リーダーの育成」を目標に掲げる「フロンティア科」に、563人の生徒が通う。

◆柚の木田町−歴史ある町の新しい学校・東海東小は創立33年

 市立東海東小学校は延岡市内で一番新しい小学校。1980年当時、全校児童数が1500人を超えていた東海小学校(稲葉崎町)からの分離新設が決まり、88年4月、完成したばかりの新校舎に児童543人、教職員27人でスタートを切った。

 開校当初から地域と共に取り組んでいるのが「花いっぱい運動」。全国のコンクールで何度も入賞し、最優秀賞も複数回受賞している。

 学校の東に見える東海の山と海をモチーフにした校章は当時の児童と保護者の作。応募数88点の中から選ばれた。また校歌も公募で決まり、保護者が作詞作曲した作品が歌われている。

 地元大武町に古くから伝わる「櫂伝馬踊り」の継承にも力を入れている。同踊りは昔、大武の港から出航していた千石船の安全を願う行事として踊られ、受け継がれてきたもの。後継者不足で一時途絶えていたが、98年に踊りを伝承する地元の人から教わり、校内行事などで踊るようになった。現在は4年生が学習。8月の同市郷土芸能大会、11月の校内バザーなどで披露している。

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