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調べて、みっちり質問

本紙掲載日:2020-10-14
6面
漁業班の質問に答える中西さん
農業班の質問に答える田口さん

1次産業者と懇談会−延岡・旭中

 延岡市の旭中学校(池野宗宏校長、207人)は9月29日、市内で1次産業に携わる2人の講師を招き、1年生67人を対象に「質問懇談会」を開いた。

 同校では昨年、当時の3年生が総合的な学習の時間を使って、社会人講師が出した地域課題をチームで考える学習に取り組んだ。「農林水産業」のチームが、「若者にとって魅力的な延岡の水産業を構築するために必要なものは何か?」という課題に「1次産業の体験学習を行うことが必要」と提案していた。

 提案を受け、1年生は「第1次産業から再発見延岡の魅力」とテーマを設定。当初は実際に体験学習を行う予定だったがコロナ禍で中止になり、代わりとして6月に市内で水産業、農業に携わる4人から、ビデオメッセージを聞いた。

 その後、養殖業、漁業、水産加工業、果物、野菜の5グループに分かれて調べ学習を進め、この日は各自が調べたことをグループ内で発表した。

 質問懇談会の講師として訪れた、同市北浦町でブランド魚「ひむか本サバ」を養殖する「カネヲト」専務の中西彬裕さん、同市北方町で果樹園「田口ファミリーファーム」を営む田口正幸さんも発表に聞き入った。

 その後、中西さんに話を聞く漁業、田口さんに話を聞く農業の2班に分かれて、質問懇談会に入った。

 生徒からは多くの手が挙がり「大変なこと」「工夫していること」や「災害時の対応」「仕事のやりがい」など、さまざまな観点から熱心な質問が寄せられた。講師は今までの具体的な経験談を交えながら、丁寧に答えていた。

 漁業班の濱田光志さんは「魚の質を落とさないように育てていることが分かった」。農業班の植野識さんは「作っている人の大変さが分かった」とそれぞれ話し、「今まで以上に感謝して食べたい」とお礼の言葉を述べた。

 学校に出向いて授業を行うのは初めてだった中西さんは「楽しかった。子どもたちの発表もレベルが高く、ずっと聞いておきたいくらいだった」と感想。「漁業は後継者不足の状態。少しでも漁業の魅力を知ってもらえるようPRできれば」と話した。

 また「延岡のことを知ろうという思いが伝わった。細かく調べていてこちらも勉強になった」と田口さん。日頃からキャリア教育に関わっているため、「現場で行う授業だと子どもたちの反応が違う。できれば実際に体験ができるといいなと思う」と、体験する必要性を強調した。

 今回の質問懇談会で得た学びも踏まえ、今後は全体発表を行う予定だという。


調べたことを元に質問をしようと多くの手が挙がった
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