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向ケ浜海岸でボランティア

本紙掲載日:2020-10-09
8面
重機を使って山林側の流木を撤去する金丸さんと日高さん

門川・日向の有志4人

◆台風10号で漂着−流木など撤去

 門川町と日向市の住民有志らが、台風10号の影響で近くの向ケ浜海岸に打ち上げられた大量の流木やごみの撤去作業をボランティアで続けている。

 作業をしているのは、金丸清光さん(80)、松村博澄さん(76)、永田英昭さん(66)=いずれも門川町南町=、日高優司さん(69)=日向市梶木町=。

 4人は、産卵のため海岸に上陸する県指定天然記念物アカウミガメの保護のための海岸清掃など、環境美化活動を十数年にわたって自主的に続けている。

 先の台風10号では、大雨などで五十鈴川から大量の流木などが砂浜に漂着。長さ約10メートルのスギの丸太なども見受けられたため、台風通過後、南北に約1キロある海岸一帯を手作業で進め、先週からは門川町が用意した重機1台も駆使して撤去したという。

 気になるのは、5日に日本の南海上で発生した台風14号の進路。日高さんは「被害がないことを願いたい。今年、アカウミガメの上陸がなかったのは残念だが、これからも微力ながら向ケ浜海岸を守っていきたい」と話した。

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