小学生５６人が体験入学

尚学館中・高等部

◆理科実験に挑戦英語の授業も・延岡

　延岡市大峡町の延岡学園尚学館中学校・高等部（佐々木雅彦理事長、柳田光寛校長、２７７人）は３日、一日体験入学を行い、入学を検討している児童５６人と保護者が参加した。

　柳田校長は「尚学館だからこそできる貴重な授業を提供する。学校生活を体験し、本校の良さを感じ取ってほしい」とあいさつ。在校生の山内路加さん（中学２年）は「中学生のうちに高校生から大学受験の雰囲気や対策を得ることができる」と中高一貫校の特徴や良さを紹介した。また、保護者を代表し、高校３年生の子どもが在学している小野寛明さん（５０）が、同校への入学の理由や受験の対応などを話した。

　その後、参加した児童は２組に分かれ、理科と英語の授業を体験した。

　理科の授業では、黄色や青色などカラフルな人工イクラを作る実験に挑戦。
慣れない作業に戸惑いながらも、サポート役の高校２年生が積極的に話し掛けたり、優しくアドバイスしたりして交流を深めていた。

　また、英語の授業では身近な和製英語について学んだ後、かるたで尚学館小の児童と競い合い、「やった」「取れた」などの歓声を上げていた。

◆１１月８日にプレテスト

　同校は１１月８日、特待生内定試験を兼ねたプレテストを行う。受験料は無料。

　試験教科は国語、理科・社会、算数。時間は各４５分。当日は午前９時に集合、試験開始は同９時１５分。結果は１１月１３日までに発送される。また、同１０時５０分からは保護者向けの入試説明会もある。

　申し込みは１２日から１１月４日まで、インターネットまたは電話で受け付ける。当日は、日向地区から無料の送迎バスを運行する。利用希望者は申し込みが必要。

　問い合わせは同校（電話延岡２１・１１６８）。